「進歩」と言う「空な絵空事」に踊らされていては庶民は首を絞められるだけである。
取り立てて問題が無い社会は、寧ろ「得体の知れ無い進歩」等無い方が安定するのだ。バブルが弾けて日本が借金大国だと分かり始めた頃から何でもかんでも民間に移管すれば公の山積した問題が解決するような風潮が蔓延している。トンでも無い戯言である。過ぎたるは及ばざるが如しの騒ぎでは収まるものでは無い。
問題の本質を確りとらまえ、其処の集中治癒だけ順次し て行けば良いものを、其れをおっぽらかして、何か目新しい大法螺に飛びつく習性が身についてしまったかのようだ。地方分権や道州制然である。国家機構も看板を大分塗り替えて来たが、本質の治癒を一向にし無い儘で、何一つ膿は取り除かれてい無いではないか!
体制のみ変える机を並び替えるだけでは既成の膿は何も取り除けるものでは無いのだ。第一、人間の劣化は中央の官僚や政治屋だけでは無い。地方にも、否、地方にこそ膿は溜まっているのだ。何が地方分権だ。
今我が国が取り組まなければならない最大のものは、劣化した人間性を取り戻すことである。此れに成功すれば、中身の無い改革など一つとして要り様ものは無いのだ。
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