【「世代間格差」と嘘を言う奴等を信用してはなら無い。】 其の①

　ネットを観ると総て「団塊の世代」が悪いような記事を書く奴がいる。こいつ等の親は、団塊の世代では無いのか？それとも血肉を分けた人間が日本に居無い異民族か？もう一つ、「在日等に血税をばら撒きたい」政治屋か其れが雇ったライターか？

　其れはさて置き、「国民への福利厚生政策では『世代間格差」がある。」との嘘を証明して行く。


　先ず「此のことを信じさせるには、余りに痴劣な嘘であることで逆に騙されるのだ。」と我は考える。年金支給額を抑えるということは、年々年金が減って行くと言うことだ。詰まり、現役世代や将来世代は「現今の年金受給年代よりも、ずっと少ない年金しか支給され無い。」と考える。其処で、現今の年金受給世代が得していると「世代間格差を煽る奴等」に巧に誘導されて騙されて居るのだ。

　確かに、年金受給年代の数が多く、現役の負担年代が少ないので、昔と較べて年金負担額割合は大きい。然し、途中で死な無い限りは、軈て現役世代も将来世代も年を取って年金受給世代に成るのである。其の時、年金受給額が生きるに全く足り無ければ、譬え子育てで金が掛ろうと、老後の為に貯蓄して置かねばなら無い。

　「世代間格差の煽り」に乗っていて現役世代や将来世代は自分達の首を絞めるて居ることに成る。

　然し、「少子高齢化の現況での年金の支払いは昔と比べ断然多いじゃ無いか！」と言われそうだが、そも々此れは「世代間格差」の問題では無く、少子高齢化の人口構成から来る矛盾である。更にもう一つ言えば、昔は日本は貧しく、子育て支援等無く、殆どの若年層所帯は暮らしが苦しい中で自力で所帯を切り盛りし、何とか子育てをしていたのだ。現役世代の子育て支援は、血税で賄われている。

　昔は、家族や親戚や地域の互助社会が辛うじて残っていた。其れを個人主義にドン々変えてしまったことで、今は見ず知らずの子供や老人迄、日本国民全体で面倒見る社会にして終った。古い社会構造を何でもかんでも壊して来た事が、二進も三進も行か無い社会を作り出して終ったとも言えるのだ。

続く。