【マクロ経済学を一緒に勉強しよう！其の（2）】

　経済主体には、雑駁に言えば国や地公等の公と民間がある。 「簡単な民間経済の仕組み」 　民間は企業と家庭(個人)に分かれる。企業は人を雇って生産活動をした物を家庭に売って利益を上げる。家庭は企業に労働力を提供して収入を得る。

「価格」 　

企業の収益は売る物の価格によるが、価格は須らく人の「労力」の多寡にが重要な要因と成って決まるものと我は思って居る。例外として希少性資源等は、希少性と其の希少性に対する需要の多寡との折り合いで決まる。

「市場」 　

市場は、 抑々論として、売り買いの関係者が 互いの利益の為に双方の主張を取り入れ合って妥協して価格を決める処である。 マクロ経済学的市場 : 生産(財)市場、労働市場、資本(貨幣)市場、

財市場 : ものとサービス(労力提供)を取引

労働市場 : 雇用主と労働者

資本(貨幣)市場 : 通常、金の借り手と貸し手の市場～借り手は貸し手に利子を払う。

「為替(異なる国の通貨同士の交換比率)」の勉強

① 円安、円高は基軸通貨(弗)を基準として 1弗＝100円は、1弗＝120円と比べ円高☜当然逆も成り立つ。

② 何故為替は次々変動するのか？ 御互いの通貨の需給の関係で、為替レート(為替相場)は変わる。

　１ドル＝110円のような邦貨建（支払勘定建）と100円＝90.9セントのような外貨建（受取勘定建）の建て方がある。両社は同じことの裏返し。円安円高の場合、上の二つの建て方を見て、どんな場合にレートが変わるか貿易の場合を例として各々考察して貰いたい。

　

為替は輸出入に関係する。

① 海外で日本製品に需要が増す(輸出が増える)と、海外では高い価格で製品が売れる。此の場合、最初は日本製品の製造費は変わらず日本国内では弗を大量に円と交換するので円の需要が上がって円高に成る。然し、売れると成れば製品の供給が増えて軈て円安に向かう。

② 逆に、輸入が増えると円安に成る。輸入の増大には弗の需要が必要です。

　①、②は貿易⇒為替(円高、円安)に影響。 次は、為替(円高、円安)⇒貿易への影響の話し。

③ 円高⇒(例. 今迄米国で100弗＝1万円で売れてたものか100弗＝9千円の為替に成ると、利益が減り採算が合わなく成る。)⇒円高は輸出を抑制。 輸入の場合は、今迄1万円出して買ってたものが9千円で買える。⇒輸入は増える。

④ 円安⇒(例. 今迄米国で100弗＝1万円で売れてたものか100弗＝1万1千円の為替に成ると、利益が増える。)⇒円安は輸出が増える。

　輸入の場合は、今迄1万円出して買得たものが1万1千円で買うことに成る。⇒輸入は抑制される。 為替相場の変動は輸出入に影響する。然し、

為替相場には「自動調整機能」がある。

① 円高⇒輸出抑制⇒国内の弗の手持ちが少なく成り、弗を円に換えようとする人が少なく成る。円高⇒輸入は好調⇒海外での弗の手持ちが多く成り、円を弗に換え様とする人が多く成る。⇒ドルの需要増⇒弗高(円安)に成って行く。☜自由貿易下の為替相場の自動調整

② 円安の場合も①と逆の過程を辿って「市場のメカニズム」を通して円安は解消されて行く。

　為替の話は此処で終わる。

　続 く