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金縛りには昔から何度も遭ったことがある。
心霊現象だとは思っていないし、冷静にいつも対処できる。とにかく足の指を頑張って動かそう動かそうとしていると、少しずつ解けていく。
そんな自分なりの対処方があるのだけれど、今回はどうにもならず本当に死を覚悟するしんどい金縛りに遭ってしまった。
夜中、突然息苦しさで目が覚める。意識があるだけで身体は動かず、全く呼吸ができない。両鼻が完全に詰まっているのがすぐに分かった。
いつも通り指を動かそうとするが、今回はあまりにも酸素が足りない。口を開けたいが一向に開かない。水の中にいる様な感覚で、いつもの金縛りより持続性がある。
だんだん意識も薄らいできて、両手が痺れてきた。息ができない苦しさはピークを超えてちょっと気持ち良くもなってきた。
あぁ、寝ているうちに死んでしまう人ってこれのことなんじゃないか。
朝寝室で旦那は冷たくなっていた。そんな感じの人たちも、こんなに苦しかったんじゃなかろうか。
そんなことを一瞬思い、いよいよもはやこれまでと意識を失う覚悟をした。
息をしたくてもできない苦しさ、恐怖を感じながら、人間死ぬ時はあっけなく、そしてこの状況を誰にも気づいてもらえず孤独なもんだとも思った。
結局今こうしてブログを書けているのでなんやかんやで助かったのだけれど。
そして盛っているように思われるかも知れないけれど、金縛りを何百回も経験しているからこそ、
今回は本当に怖かった。
覚えていないけれどなんとか意識が戻り、体を動かし呼吸をする。
心臓が急いで動いているのが分かり、寝室を出てしばらく居間で座り込む。助かった…
そして寝るのが怖い。また呼吸ができなくなるのではないか。
息ができるようになったけれど、なんか酸素が足りない気もする。
どうか、ただの鼻づまりに起因する、睡眠時無呼吸症候群みたいなものであって欲しいと願っています。
話は変わりますが、
八鹿町文化祭。八鹿武道館に展示された子どもたちの絵を観て癒されました。
終わり。