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長崎滞在もあと4日間を残すのみとなった。
アメリカへ戻る日が近づくと、自然、頭のチャンネルを
切り替えなければならない。
が、そのチャンネル切り替え前に、いくつかのことを
どうしても備忘録として残したい。
テレビも映らないし(笑)、誰もいない。静かな夜である。
12月5日、世田谷区にある「静嘉堂美術館」へ行った。
非常に印象に残る展示内容であった。
「染織展」というのは、どの美術館でも、頻繁に掛かる企画ではないと思う。
私は初めてあった。
展示されている茶入れや茶器は、すべて素晴らしいものであった。
茶碗に関して言えば、2碗のみの展示であったが、その2碗というのが
国宝 大名物 曜変天目(稲葉天目」)
重要文化財 油滴天目
である。
更に、4つの大名物茶入れと4つの中興名物茶入れ
そして、それら本体以上に輝いていたのが、まさに、「裂地」である。
茶碗や茶入れ本体だけでも見所のある展示なのに、それらを包む
仕覆、挽屋や箱を包む袋物が総出演という形の展示会。
いやー、良かった!
追加で言えば、大名物 唐物茄子茶入 利休物相(木葉猿茄子)の展示ケースには
松平不昧公「古今名物類聚」がさりげなく置いてあり、感動モン! でした。
ホンモノを見たー! という感じかな。
この日の展示目録は大事に取っておこうと思う。
(美術館のサイトから同じものをプリントできるけど、何せ、
手書きの自分のメモが入っている)
(すげー! とか、綺麗! とか、これが1番好きー! とか、
決して他人様には見せられないものですが、、)
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