先ごろ、消費税の改正案の法案が参議院でも通過し、内容が決定しました。
平成26年4月1日から消費税率が 8% に
平成27年10月1日から消費税率が 10% に なります。
ことのほか大きく、賛否両論であるとは思います。
ただ、今日本の財政は厳しくても、諸外国と比べれば格段の豊かな社会ができているのが日本かもしれません。
格差社会という言葉がありますが、TED (テッドカンファレンス)に出たイギリスの経済学者 リチャードウィルキンソンによれば、日本は、世界でももっとも格差がない国であるとのことです。
もともと、経済のうごきとして、国民に比較的所得格差が生じないような環境を設けてきたということでもあるようです。
ほかに格差がない国として、スウェーデンのような国があげられますが、この国は税金をむちゃくちゃ高くして(たとえば消費税はものによって違う税率あるも最高税率25%)、福祉や社会政策で調整し、格差をなくすという方針のようですが・・・
要するに、日本は、格差が少ない国のようです。リチャードウィルキンソンによれば、そうした格差がすくない社会は犯罪率が少なかったりするといったデータもあるようです。
消費税を上げないと犯罪率が高まるという話ではないとはいえ、単純に、税率を上げることがマイナスではないことも視点としてもっておくことも重要だとは思います。
(格差が大きい社会では、むしろ累進課税の方が合理性が高いですが、ほかの国と比べると、格差が少ないという話となると消費に応じて一律にとる消費税もありだと思います。)
ただ、そうはいっても、国民の税金の使い方には、やはり目を光らせたいところですよね。
国会議員の定数を減らすというのも、やってみると意外とできてしまうものかもしれませんね。。。。