玉突き事故の交通事故は、意外に多く、損害賠償問題では、難しい問題があります。
誰が原因で玉突き事故になったか、後続車にどの程度の過失があるのかというところが問題です。
結局は立証の問題になるのですが、裁判を進めるにあたっては、3台や4台の玉突きだと、それだけ当事者の説明が多数存在し、錯綜することもあるので、立証が大変です。
この点実況検分調書は、重要ですが、事件によっては、けが人などがいる場合、後日なされることもあり、実際の状況と齟齬することも珍しくはありません。
裁判を左右するものといえますので、実況見分調書の作成の際には、きちんと対応するようにしましょう。
また、玉突き事故の場合、必ずしも、当事者の責任関係が明確ではないので、保険会社が支払いを渋ることも珍しくはないです。
そうすると、通院を自腹でおこなったりすることもあり、これが長く続く場合には、精神的な負担になるような状況になることもあります。
玉突き事故の場合には、解決までに時間がかかることの覚悟が必要となることが多いです。
なるべく急いで進めるようにしていますが、相手方のいることなので、これがなかなか・・・