従来は、住宅ローンを抱えている方が、その他の借金を抱えている場合、住宅ローン特別条項付民事再生手続きを利用していました。
住宅ローンは、そのまま返済することを原則として、その余の債務について、支払条件や総額の調整を行うという手続きです。
今でもかなり活用されているところではあります。
東日本大震災のあと、住宅ローンの支払に困った方が多く生じたこともあり、それとは別に、私的整理というものがでてきました。
実際上、難しい問題があるものではありますが、私的整理ガイドラインというものをつくって、専門家が関与して行っている私的整理というものがあります。
平成23年8月から平成26年12月までで、債務整理が成立した件数は、約1100件だそうです。
現在進行形が約200件から約220件程度だそうです。
主に、宮城、福島、茨城あたりの震災の影響を受けたところが中心です。
そもそも、難しい問題があるところもあるので、実は、成果がかなりあがっているようなイメージです。
今後の動きに注目したいところです。