松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

馴れた道

2005-09-06 20:02:15 | Weblog
さて…

昨日久しに大学に行ってみた。
別に用も無くふらっと足を向けたわけではない。

ちゃんと用事はある。
以前も申し上げた様に、財布を全財産を落っことしてしまったのだが
その時一緒に財布に入っていた学生証も紛失したことになる。

その再発行のために法学部事務室に赴いたのだが、それだけでは事は済まない。
図書館に行き、2000円払って学生証再交付用紙を印刷してもらい
それをまた学部の事務室に行って判を押してもらい
それから学生課に行って承認してもらって初めて新しい学生証が手に渡るのである。

恥ずかしい話、皆様のそれより真新しく綺麗である。
顔写真の私は前と変わらずで
まったく堂々としておらず、バックも紺で明らかに暗い奴と言われても仕方ない。
せこい話だが2000円も払ったのだから、また新しい自分を載せて欲しものだ。
これでは前と同じく、人前に出せない。

事務室で用を済ました時誰が来たか帳簿に学籍番号と名前を書かされるのだが
自分の欄からすこし上に目線をずらして見ると
そこには#1くんの名前が。
彼も落としたのだろうか?それとも成績表を取りに…いや、きっと何かを落としたに違いない。

来るときもそうだったが、学校から仁川に下りる道はやはり好きなようだ。
さすがに今は懐かしいなんて思わないものだが
時々、この仁川小林辺りに初めて来た時を思い出しながら感慨深く見渡すことがある。

あの時の景色と今のそれは違うものに見える。
それは物体的にではなく、精神的なものである。しかしこれが馴れであり懐かしさなのであろう。

夜もまた#21(Usami)くん宅を目指し初めての道を息を切らしながらペダルをこいだ。