松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

preliminaries~not so Deep, but Deep~

2005-09-25 23:06:03 | horse racing
スタアがやって来た。

本日、私は彼が居る同じ舞台にて
彼に魅せられた人間たちが、さらに惚れ、狂い、堕ちていき易いように清掃に勤しむ。

彼のスター性がそうさせたのであろう。
ある人は、1週間前から開場門前にて陣取る。
ある人は、大金を注ぎこむ。それは彼の為なのか、又は自分自身の為なのか。

高がGⅡに40000人以上の人が
彼の姿を
彼の走りを
彼の強さを見たくて仁川に結集した。

一方私は2Fにて、塵箱が満杯にならにように走る走る。
忙しすぎて
普段から苛ついている人間たちのマナーを気にしている余裕が無い。
いや、忙しいとい理由だけか?
彼が居るから。という心が此れほどまで穏やかになるとは。

特に開門時の人間たちのあの走り様。
彼が駆る姿が誰よりも間近に見ることができる
スタンド最前列という特等席を掴み取るために
いい歳した大人達が子供心に奔る。きっと皆小さい頃の運動会を思い出しただろう。

人々が、その舞台に入ってくる波が4波、5波、6波と。
ロンド・ベル隊やネオ・ジオン軍の攻撃も第6波までは無かったと記憶する。
彼の魅力は、レイ氏やアズナブル氏の其れと勝るとも劣らない。ということか…

彼は駆った。
勿の論で、彼は勝った。

私は思ふ。無駄に千切らない勝ち方。着差以上の強さを感じる、当に衝撃である。