松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

ある夫婦のカタチ

2006-05-04 07:00:03 | books
『爆笑 夫婦問題』(太田光代著)読了。

漫才師コンビ・爆笑問題の太田光さんの妻・太田光代さんが著したその本を
昨日買って来て、つい先ほど読み終えました。

とても感動しました。
結婚はおろか恋愛もない私が読んで
とても良いなぁと羨みました。

結婚生活というのは、私にとって遠い存在であり
今も別に(早く結婚したいっ!)って思いは露ほども…。
それは、自分なんかまだまだ子供だしっていう気後れを
例えば、既に結婚してる同級生とか、普段から付き合ってる友人に対して感じています。

本文に出てくるように
太田夫妻も、昔は一生結婚をする気は無かったそうです。
その理由が、例えば太田光さんで言えば結婚制度に対しての疑問や、自分の身の邪魔になるという
そういった理由であって、でも、お2人は結婚するだけの大人であったには違いないのである。
そこら辺は、本人に聞いてみないと分からないのだが

僕といえば、結婚するに当たって
相手に対する責任。社会に対する責任。他に諸々に方面に対してあるだろうけど
それを負える絶大なエネルギーを今の僕には備わってないのは、明らかである。
そもそも、「責任」というものがどんなんだか分かってない様な気もするし。
本ではそういう事に関しては触れられていなのだが
お互いがお互いをどんな風に想っていたのかというのが目に見えるようで…。

周りの、恋愛、結婚というものが人間にとって当たり前であるという空気もたすけて
僕は、この本を読むまで異性と一緒になることの意味というのも分からなかったのです。
極端に言えば、絶望さえしてたのですが
(この本を読んで分かるというものでもないのですが)
でも、読んでいく内に

それまで僕自身が抱いていたイメージとは全く違った恋愛のカタチ、結婚のカタチで
「あっ、こんな夫婦もあるんだな」と
所謂想像を絶したのです。
太田夫妻がどのようにして、好きな人と楽しんでいたのかがよく伝わります。

そう、あのお2人は常に楽しもうとしておられたのだ。
それは数あるカタチの1つとして認識しなければならないのは確かです。
そして僕の場合、まず恋愛といふものから始めなければなりませんが

そんな僕がいいなぁって、結婚って良いものなのかなって
心から羨ましいと思えました。

良い本に出会いました☆