松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

要するに僕は、ラッシュ時でも恋路でも、「押し」が弱いんだな。

2006-05-10 23:36:59 | Weblog
どうも。遅れている分は挽回せんとぉーーーー!!

まぁ、5月16日分までは『在京日記』とでも申しましょうか
折角東京に居るんだから、東京の事を書こうかと思っとります。

さて、この日、何があったっけ?と手帳を見直してみると
『生まれて初めて東京のラッシュを体験』と記してある。
朝から、西新宿のセンチュリーハイアットといふホテルでとある会社の説明会がありまして

それに向かうために、このラッシュ時の電車に乗らざるをえないかずきでございまして
それが「ラッシュ」とちゃんと認識できたのは…何度も、も、もみくちゃにされ、もう新宿に着く頃…
不感症か、俺は!!
それが、「ラッシュ」と分かったのは電車がホオムに入ってきて減速して中の様子が見えた頃。

昔学校だったかな、高度成長期の日本の様子だろうか知らんないけど
教材として、東京のピーク時の通勤ラッシュの映像を見させられたことがあるのだが
その時の情景ったら、駅員が蹴って、押して、押し込めないとドアが閉まらないほど。
乗客も前の人にタックルしないと、乗ることが出来ないほど。
そんな時、朝電車になんか乗りもしない僕は、当たり前だけど他人事のように

「おいおい、蹴るな蹴るな。」
「おいおい、タックルするな。」
と笑っていたのですけど、実際経験すると…
あれは凄いね。
「ラッシュだから」という理由は絶対性を帯び
背中を押されても許さざるを得ないかずきなのです。

普段、我々は、例えば後ろから背中を押されたりすると
「何すんのよ!!」と怒ってしますが
この1年365日24時間60分60秒の何処かに
別に背中を押されてもイイって言える時が存在すると学んだ。
自分ではやりたい事が分かっているのに、その一歩を踏み出せない時と、通勤ラッシュの時である。

さて、ラッシュ時の電車に乗ってみての、その時の心境というのも
【吃驚】ときて、【不安】といふ色に変わっていく。
私は痴漢行為などしないという理性と自信があり、怒りさえ抱くのだが、どうしても万が一を考える。
『冤罪~もし、疑われたら~』とでも銘打っておこうかしら。

まず、手が心配である。
しかし、左手に鞄を提げ、右手には本を。
完璧である。何が完璧か分からないが、それにしても完璧なのである。今の私には打ち所はない。

が、である。(大丈夫だよな?大丈夫だよな?)と、何度も何度も自分と確認し合う。
(これで疑われたら、どう弁解し…否、弁解って言葉は変か。実際悪い事してないし…)と心配する。

頭の中の第3の手は、前の女のブラのホックを既に外してるんですけどね★怒られるわ。