道立釧路養護学校のボイラー等改修工事入札に関して、予定価格を特定業者に漏らし、偽計入札妨害容疑で逮捕(9月25日付『讀賣新聞』第36面〈社会〉参照)された、小枝秀顕・元道教委施設課主幹が、10月2日、「業者に予定価格を漏らした見返りに現金を受け取っていたとして加重収賄容疑」(10月3日付『釧路新聞』第15面)で、同じく山本正勝・元設備会社社長も、贈賄容疑で再逮捕された。
小枝容疑者と山本容疑者(写真下段は、いずれも、9月25日付『北海道新聞』第31面〈第1社会〉から転写)は、釧路市内の中学校の同級生だという。捜査機関では、学校関係者と業者との贈収賄事件について、「長年にわたって癒着を深めていくケースが多い」(10月7日付『北海道新聞』第27面〈第1社会〉)と、人事異動の幅が狭い職場にありがちな癒着の傾向を指摘している。発注業務手続きだけでなく、受注業者の動きを道教委がチェックすれば防ぐことができた事件ではないかと思われる。
最近の「雑 録」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事