タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 愛知県で公金300万円不明 ≫

Photo 会計検査院から、国庫補助金に関わって<預け(裏金作り)>を指摘された愛知県(県庁舎の写真は、HP<なごや史跡探訪>から転載)は、10月18日の記者会見で、裏金の私的流用はないと説明(10月19日付『讀賣新聞』第1面)したにもかかわらず、県の独自の調査により、新城設楽農林水産事務所で平成13~15年度に、公金が約三百万円使途不明になっていることが判明したため、「職員が『預け』を装って金を着服していた可能性もあり、『犯罪性が高い』として、近く県警に被害届を提出する」(10月20日付、前掲新聞・第1面)という。
P1000481 建設・農林関係の出先事務所で多額の裏金の存在が発覚し、県本庁の幹部らが驚きを見せたそうだが、見え透いた上っ面だけの驚きに過ぎない。
 二十日の定例記者会見で、神田真秋知事は、「あってはならないことで心からおわびしたい」(10月21日付、前掲新聞・第37面〈社会〉)と陳謝したが、「あってはならない」として実効のある対策が採られているのであれば、なぜ平成18年・19年と、「架空請求で文具店の口座に代金を振り込ませた職員が立て続けに詐欺容疑で逮捕」(10月22日付、前掲新聞・第33面〈社会〉)される事件が発生しているのか。
 口先だけで陳謝はするが、真に責任を負わないのが役所の世界の習わしである。習わしに従わない無骨者は村八分に会うのが掟なのだ。事件は単なる個人的犯罪であって、役所の組織とは関係がないということ。
 昭和天皇御大典の記念事業の一つとして昭和13年に竣工、平成10年に国の登録有形文化財に指定された由緒ある建物に入っていながら、中の人間どもは腐りきっている。昭和天皇の御霊に申し訳ないと思わないか?

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