例年、ムラサキツツジとトキワツツジには、花後に伸びる新芽にアブラムシが発生するので、早めに薬剤を散布している。
この春は、これまで使用してきたマラソン乳剤・スミチオン乳剤・オルトラン液剤等ではなく、使用注意書きにアブラムシ・カイガラムシ幼虫・ツツジグンバイに効く、と記されているSTアクテリック乳剤を試してみた。
五月十六日、いつも使っている電池式噴霧器(パナスプレー5L型)・展着剤ダイン・プラスチック製計量攪拌容器・薬剤計量スポイトを用意し、午前九時に散布を始め、千倍希釈液を十五㍑使用した。 写真中段<左>はムラサキツツジ、<右>はシロバナトキワツツジ、いずれも開花が最も早い株で、低温多湿で発生が多いアブラムシ対策には気が抜けない。
五月二十日現在、散布後の薬害もなくアブラムシの発生も見られないので、初めてのSTアクテリック乳剤の使用に問題はないようである。 カイガラムシへの効果も確認できた。昨年、数本のオンコに発生したマツコナカイガラムシの白い粉を爪楊枝でほじったが、乾燥して中は空(から)だった。幼虫が白い粉の中から出たときに散布が間に合ったようだ。
カルホス粉剤は、昨年、晩秋に植え替えたシャクヤクの周りに、ネキリムシ・ヨトウムシ防除のために薄く散布した。薬剤はできるだけ散布したくないが、必要最小限の使用はやむを得ないのではないかと思っている。
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