エゾムラサキツツジとトキワツツジには、樹勢の違いによって開花時期に一か月の開き(4月下旬~5月下旬)があり、新葉の展開は開花時期に比例する。庭の全十一本のうち、開花の早かった五本は、既に新緑の葉が伸び、アブラムシが発生し始めた。五月下旬には殺虫剤を散布しなければならなかったのだが、今春は多忙で少し遅れた。
電池式噴霧器(National パナスプレー5L形/BH-569)は、Made in China の相当古いものだが、全自動とは名ばかりの手押し加圧式噴霧器(KOSHIN Ltd Mr.AUTO/MODEL HS-401)から切り替えたときは、こんな便利なものがあるだろうかと感激した記憶がある。十数年経過して未だに現役で重宝している。
右側のポリ容器は希釈液作成用(2㍑)で、展着剤ダインが付着して薄茶色の汚れが取れないまま使用している。ま、消耗品として毎年新しい容器を使用した方が消毒作業の気合いも変わるかも知れない。 殺虫剤は、ツツジ類のアブラムシ防除だけが目的なら、廉価なマラソン乳剤(白元)、オルトラン液剤(武田薬品工業)、スミチオン乳剤(武田薬品工業)などでよかったが、今回は、オンコのコナカイガラムシの幼虫が活動を始める時季だったので、特にSTアクテリック乳剤(住友化学)を使用した。カイガラムシ防除に効果があるといっても、虫令が進むと効果が劣るので、幼虫の動きを注意深く観察し、数回の散布が必要。殺虫剤のほかに、枝先を透かして風通しをよくする作業もしなければならない。
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