タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 田舎家の敷地無断侵入防止木柵修理 ≫

P1030489 昨年、九十六歳で亡くなった父は、昭和六十三年に釧路に越して来る数年前、敷地二筆(合わせて三百九十坪)の西・南・北側を、分割民営化直前の日本国有鉄道から払い下げを受けた線路の枕木を支柱に、上下に貫(ぬき)を渡して波トタンで囲った。
 道路に面した東側は、玄関前を除いて、高さ1.2㍍のブロック塀が設置されているので、内側に1.5㍍の木杭を立て、バラ線を二列に張った。
 玄関の両側には、貫(ぬき)と胴縁(どうぶち)で木柵を作り、開閉できるように右端を大きな蝶番(ちょうつがい)で止め、左端に錠前を付けて、敷地内への無断侵入防止の手立てを施した。
P1030333P1030488 今回、修理をした、というよりは新たに作り直したのは、玄関に向かって右側(北側)の木柵(写真下段<左>)で、二十数年の年月を経て、用材が腐朽しほとんど原形を留めていない。数年前から気にしながら、多忙ゆえ手を付けられないでいたのを、五月十二日にようやく重い腰を上げたが、一日の作業で完了せず裏側の胴縁を残してしまった(写真下段<右>)。
 十五日の作業は、雨垂れで身体が濡れないように、玄関の屋根の雪下ろしから始まった。田舎家のある聚落一帯も雪化粧していたが、最低気温は氷点下に至らず、畑の作物に霜の害はないようだった。
 2.7㍍の胴縁を半分に切断し、上から25㌢で横枠上端に合わせネジ止めする作業は昼までかかった。昼食後、防腐剤を塗布して午後二時に完了。使用した材料は、ツーバイフォー材(4×9×360)二本・胴縁(1.8×4.5×270)二十本・釘少々・スリムネジ(3,3×4.5)多数・木材防腐剤(ケミソートP)0.7㍑。

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