10月13日、三連休の最後の休日(体育の日)に、上士幌町役場庁舎(写真は、HP<北海道212市町村>から転載)を帯広署が家宅捜索した。国の許可を受けていないウルトラライトプレーンを操縦し航空法違反容疑で逮捕された、同町内の米倉辰雄・建設会社社長(肩書きは、10月14日付『釧路新聞』第4面による)の無許可飛行を「滑走路のある航空公園を管理する町も黙認していた」(同日付『北海道新聞』第29面〈第1社会〉)というから驚きである。
上士幌町の基幹産業は酪農・畑作だが、豊かな観光資源に恵まれ、スカイ・スポーツにも力を注ぎ、<バルーンフェスティバル>が開催される町(写真下段<左>と<中>は、HP<上士幌町>から転載)として全国的に有名である。
今回の航空法違反事件は、町の観光事業に貢献してきた米倉容疑者と、町づくりに関わる企画課担当者との癒着が原因だと私は推測する。相手が個人であろうと、組織であろうと、このような些細な癒着が、時として大きな不祥事の原因となることを、行政に携わる者は肝に銘じなければならない。機体の許可を得ないで、我が物顔で町航空公園の滑走路を使用する米倉容疑者の不法行為が、心ある町民の間で噂にならないわけがない。 ■ 写真下段<右>は、HP<東京フライトパーク>から転載した米国製クイックシルバー式GT400(米倉容疑者の所有する機体ではない)■
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