タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 朔日の大安の余禄(1) ≫

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 10月1日、<朔日の大安>は文字どおり大安だった。弟子屈町の国有林でのハタケシメジとの心躍る出会いの後、女房のジムニーは、アカエゾマツとトドマツが各種広葉樹と混交する、川湯のエコミュージアム裏の国有林に向かった。キノコが目的の女房は、ここでショウゲンジを採取し、樹木が関心の私は、アカエゾマツとトドマツを比較する写真を撮った。写真上段は、林道沿いのアカエゾマツの自然実生幼木。P1000228P1000226_2
 写真中段は、アカエゾマツの樹皮と葉。類似種のエゾマツとは樹皮の色と葉の形状が異なる。アカエゾマツの樹皮は、黒赤褐色の不規則な鱗片をなしているが、エゾマツは、灰褐色の鱗片で覆われる。アカエゾマツの葉は、エゾマツの葉より短く、エゾマツの葉の裏には、白い気孔線があるので容易に区別できる。P1000230P1000227
 写真下段は、トドマツの樹皮と葉。樹皮は、エゾマツやアカエゾマツと異なり、鱗片がなく、平滑で灰白色。葉はエゾマツより長く、先が二つに分かれている。
 キノコ愛好家にとっては、エゾマツよりもトドマツと広葉樹の混交林の方が、発生するキノコの種類が豊富で喜ばれるようである。

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