<別保川上流左岸無名沢源頭の滝と岸壁> 別保川上流部左岸にはいくつかの深い沢が連続し、急峻な山腹にギョウジャニンニクが生育している。沢の一つを詰めると、源頭でほぼ垂直に近い滝と岸壁に行く手を阻まれる。標高 120 ㍍の低山だが、高さ15 ㍍のこの岸壁は、基部に立って見上げると圧巻である。 基部から3~5㍍くらいの小さな岩棚に見事なギョウジャニンニクが見えるが、手が届かない。登るにはロッククライミングの装備と技術が必要で、ここは諦めざるを得ない。右手の傾斜の緩い草付きを巻いて岸壁上に出られるが、残念ながら上部にギョウジャニンニクはない。