我が家の庭で最も貫禄のあるオンコ≪剪定(6)≫は、やはり大物だった。丈も樹幅も他のオンコとは段違いに大きく、16日に頭(芯)を始め、17日と19日に都合で半日の中断があったとはいえ、予定を大幅に超え、終了するのに21日11時までかかった。
仕上がりはまずまずというところか。毎年のことだが、下段一段目・二段目の葉の茂りが薄く、形を決めるのに苦労した。根から吸収された栄養分は上に向かい、下段までは十分に行き渡らないようである。右側上部にコナカイガラムシの被害があった。
庭木としてのオンコの魅力は、第一に、真冬に雪の中で常緑の樹形を楽しむことができること。苦労した剪定作業を思い出しながら、翌年の構想を練るのは格別の楽しみである。
第二は、芽吹きが旺盛なので、強剪定に耐えられること。小さな失敗は一年で修正が可能である。剪定・整枝の時期について、釧路の造園業者は「お盆まで」というが、通常の葉刈り程度ならば、11月初旬でも構わない。
第三は、幹や枝の樹皮が紅色になること。樹木は生皮を剥ぐと枯死するが、オンコは、ガサついた外皮を少しずつ剥いで紅色の生皮を出し、ブラシで磨いて木肌の美しさを楽しむことができる。
最近の「園 芸」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事