タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 樽商と北大、応援団「対面式」再現 ≫

P1040400 小樽商科大学と北海道大学の応援団による「対面式」は、札幌市と小樽市の路上で毎年交互に行われる伝統的な行事だったが、樽商応援団の休部により、平成十年から休止していた。
 小樽商科大学では、平成二十三年に創立百周年を迎えるのを期に、「OBらが『応援団を復活させる会』を組織。4月の入学式でも北大の協力で対面式のデモンストレーションを行った」(6月29日付『北海道新聞』第23面〈第3社会〉)という。
 六月二十八日には、樽商応援団OBらの大学祭「緑丘祭」企画で、北大応援団との対面式(写真は同新聞から転写)が再現された。
P1040397_3 昭和三十六年四月に北海道大学分類に入学した私は、ぽっと出の山猿で、訳の分からない大学の講義も、恵迪寮での共同生活も、過ぎ去って顧みれば新鮮な驚きと楽しさに満ちあふれていたような気がするが、実際は戸惑いと悩みの連続だった。札幌市では、例の百貨店「今井さん」が元気印だった。
 入学して数ヶ月後(六月?)、体育の実技二時間に充当すると説明され、応援団員に急かされて小樽に出かけたのが、この対面式である。筵旗には驚いた。
 上段の写真と見比べていただきたい。小樽駅前の路上で、両大学の学生のほかに、一般市民も大勢交えて、あの応援団長の薄汚れた身なりと口上に現を忘れたのだが、今は路上というわけにはいくまい。市民の受け取り方も変わっただろう。樽商応援団OBには悪いが、いったん滅んだものを無理に復活させても長続きしないのでは・・・

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