十二月二十一日は、日本海上の前線が低気圧とともに北東に進み、北海道を通過したため(21日9時の予想天気図は、12月21日付『釧路新聞』第1面から転写)、北海道全域で雪となり、釧路でも午前十時頃から翌日明け方まで七㌢の積雪があった。
積雪があると、排雪の処理の仕方に、一家の住人の人間性が露わに表出する。よほどの積雪量でなければ除雪も何もしない家、最低限の通路を確保するため除雪する家、歩道上の雪を自分の敷地内に丁寧に排雪する家、自家さえよければとすべて道路に排雪する家など、様々である。
釧路市では、降雪の季節に入る前に、広報で、市道の除排雪の妨げにならないように、路上駐車をしないこと・道路に排雪しないこと・道路への出入り口は各家庭で除雪すること等の協力を各家庭に求めているが、きちんと守られないのが実態だろう。
上の写真は、「自家さえよければ」の典型的な例である。この近辺には、自宅の敷地内の雪をすべて道路に捨てる家が多く、いくら敷地が狭いとはいえ、あまりにも非常識ではないか。もともと言行不一致の人間に苦情を述べても<蛙の面に水>、逆恨みされるだけなので、まともな人たちは眉をひそめるだけで見て見ぬふりをする。人間は歳をとるにつれて、小賢しい悪知恵だけがつく生き物で、猿より劣る。
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