マック<クアドラ650>以来、今日に至るまで、スクリーンセーバなるものは一度も使ったことがない。ゆらゆら揺れる、何ものとも得体のしれない映像は性に合わないのである。コンピュータが世に現れた初期の時代はいざ知らず、CRTにしろ液晶にしろ、デスクトップに映像や文字が焼き付くなどという現象は、実際に生じたかどうか定かでない伝説ではなかったのか。現在のスクリーンセーバは、単に個人の好みに応じた装飾としての機能しか果たしていない。
私は一貫してデスクトップピクチャーを愛好してきた。撮影者の著作権を尊重し、自分のオリジナル写真を用いるのが当然だが、不特定多数の者の用に供したり、営利を目的とするものではないので、カレンダーの気に入った絵や写真をデジタルカメラで撮影して使用することもある。
左側の〈福寿草〉は、このブログの<雑記>に初投稿したオリジナルの写真で、<ウインドウズ98>に初めて入れてみた。それまでは、長い間、カレンダーの〈ストーンヘンジ〉だったが、〈福寿草〉も悪くはない。右側の珍しいモノクロの〈ネコ〉は、平成15年1月某日の『讀賣新聞』に載った小さな写真を27日に撮影したもので、新聞掲載の日付とオリジナルの撮影者は不明である。どなたか情報を提供して戴けないだろうか。新聞のモノクロ写真なので、点の集成による荒い画像だが、斬新な構図で野良猫の鋭い野性味がよく表れていて、とても気に入っている。
最近の「学芸文化」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事