一月十七日の北海道は道東の太平洋側を除いて雪、特に石狩管内は、「道内の内陸部で発生した高気圧から吹き出した東の風と、大陸からの北西の風が北海道の西海上でぶつかり雪雲が帯状に発生。石狩湾周辺に流れ込んで、局地的大雪」(1月18日付『北海道新聞』第1面)となった。天気図は、1月18日付『朝日新聞』第40面から転写。
釧路・根室管内は、十七日から翌日にかけて晴天で、上空の寒気に放射冷却が重なり、釧路では氷点下16.7℃と今冬の最低気温を更新した。
写真上段は、十七日十六時十分、日没前に一本だけ夕日が当たって朱色に輝く軒下の氷柱(つらら)。写真中段は、十八日早朝、朝日を浴びる周囲の隣家の氷柱。
若い頃、粋がって安物のウィスキーをオンザロックで飲んだことを思い出す。氷柱は眺めて風情があるが、雪がいつまでも残り、トタン板との接触面が凍り氷柱ができるのは、屋根にとってよいことではない。
氷柱ができる原因は、屋根の勾配と形状、トタン板の塗装状態、落雪防止の雪止め設置、屋根裏の断熱不足等だが、暖気で氷が溶けるとスガモリの元となり、やがて野地板や破風板を腐食させ、ひどいときは軒桁にまで被害が及ぶ。屋根の設計には十分な配慮が必要である。
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