十一月十日(月曜日)の日の出は六時八分。書斎の窓から少し身を乗り出すと、左手東側の丘(武佐五丁目)の上に武修館中学校・高等学校の建物が見え、この季節には建物の左端から日が昇る。写真は日の出前二十分、五時四十五分に撮影した。 暁暗の中で、早起きカラスが既に行動を開始している。柴田敏隆『カラスの早起き、スズメの寝坊─文化鳥類学のおもしろさ』新潮選書(新潮社)に、「我々に身近な鳥ではカラスがずば抜けて早起きである。晴天ならおよそ日の出時刻より四〇分くらい前から塒を離れるのが普通」という記述がある。
一般に、早起きの鳥は夕方になって塒(ねぐら)に戻る時刻も遅いといわれる。カラスはその典型だろう。薄暮を過ぎてカラスが空を飛ぶのは珍しくない。
カラスに比べると、スズメの塒立ちはかなり遅い。私はカラスより早起きで、四時起床。ブログの下書きをしながら、五時半過ぎにカラスの鳴き声を聞き、六時五分くらい前(季節によって時刻は異なる)にスズメに給餌するため外に出る。スズメは、「東京付近では、日の出の四~五分前に塒立ちをする」(前掲書)というが、薄暗い中で私が給餌台に近づくのを数羽が待っているから、釧路のスズメはもっと早い。夕方は、日没前に姿が見えなくなる。
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