七月十三日、敷地の北側に佇立するシラカバ伐採は簡単に終了した。伐木のプロである隣家の主は、元勤め人には無理だと思ったのだろう、「俺が切ってやる」と申し出てくれたが、私の腕を甘く見ないでもらいたい。父を手伝って冬山造材を何度か経験したことのある私にとって、たかが樹齢二十年のシラカバの伐採くらい、子どもの遊びのようなものだ。せっかくの申し出を断られて先方は気を悪くしたかもしれないが、「自分でやれることは自分でやる」が私の主義なので、勘弁してもらおう。
オニセップ川での釣果は貧弱だったが、女房は21㌢のエゾイワナ(陸封型のアメマス)に10㌢くらいのヤマベを数匹釣って、それなりに満足したようなので、まぁ、良しとすべきだろう。最近、私は集中力がなくなり、釣果に関係なく、釣りは一時間が限度である。今回は三十分。
オニセップ川も、並行して流れるポンオニセップ川も、両岸に鬱蒼と樹木が茂り川幅も狭いので、私にはもう無理である。早めに竿を納めて、十一時三十分に昼食にした。 最後の目的であるキノコの探索は、十二時半から二時まで、それなりの成果があり、珍しいキノコとの遭遇を楽しんだ。
<左>は、キイロスッポンタケ。食タケだそうだが、あの匂いには閉口した。とても食べる気にはならない。<中>は、タモギタケ。これは少年時代から私の好みのキノコだが、女房は、香りがきついといって食べない。<右>は、ホシアンズタケ。色が美しく味もよいそうだが、私は食べたことがない。このほかにも、ハタケシメジ・ヒロヒダタケを見つけた。ヒロヒダタケは、「毒」とする専門家もいるが、私たち夫婦は、好んで食べている。これまで中毒症状を起こしたことは全くない。
女房がホシアンズタケを見つけた頃から雨が降り出したので、急いで車に戻り、国道に出た。三時四十五分、釧路帰着。
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