ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ F430,SP1 

2021-03-16 | V8

フェラーリ F430

(2004-2009)

車名は排気量を表す。シャークノーズをイメージしたグリル。

完全新設計のエンジンとF1譲りの電子制御E-DIFF(電子制御ディファレンシャル・システム)を備える。

舵角や各車輪の回転数などをモニターしつつ、

ドライブシャフトに接続される一組のフリクションディスクの圧着力を

油圧及び電気的に制御することで左右駆動輪に最適なトルクが配分されるもの。

その他CST(スタビリティーコントロールシステム)、

電制ダンパー等が統合的に制御され安定性が保たれる。

ピニンファリーナデザイン。

4,512×1,923×1,214㎜

1,450㎏4,308㏄

6速MTorF1マチック

90°V8DOHC4V,490PS

0-100;4.0秒,315㎞/h

225/35ZR19、285/35ZR19

 

 

フェラーリ SP1 

(2008) 生産台数1台

平松潤一郎氏がオーダーした。

フェラーリは創業当時そのほぼ全ての車両をワンオフで作っていたが、約50年ぶりに復活した。

平松氏はエンツォフェラーリと親交が許された世界的にも数少ないフェラリスタである。

きっかけはレオナルド・フィオラバンティ氏が来日した時、

世界に一台のフェラーリを作ろうと話が出た。カーデザイナー志望であった平松氏は、

ベース車にはF430を選んだ。

初期制作案の段階で残念な事に、現行のF430より魅力が乏しかったのである。

何度も打ち合わせを繰り返し平松氏が納得できるエレガントなデザインに仕上がった。

引き渡し式はフィオラノ・トラック近くのエンツォがかつて執務をしていた赤い建物の前で

引渡された。

フェラーリ社からはアメデオ・フェリーサCEO、元F1監督ジャン・トッド、

プロジェクトリーダーのマッシモ・フマローラをはじめとした製作関係者、

そして大きな役割を果たしたフィオラバンティ親子が出席し平松氏を祝福した。

こうした形でクルマ文化に貢献するという贅沢!すばらしいことではないだろうか。


フェラーリ 458 イタリア GT

2021-03-15 | V8

・フェラーリ458 ITALIA GT2 GTE PRO (2012)

・フェラーリ458 ITALIA GT2 (2011)

・フェラーリ458 ITALIA

・GT2 24hr・Le Mans (2013)“Teem AF Corse”

・フェラーリ 458 GTE

No71(2013)6hr WEC シルバーストーン クラス2位

小林可夢偉は2013年F1から離れアジア人として初めてスクーデリア・フェラーリとドライバー契約を

結び、GTレースにおいてフェラーリのセミワークス的存在であるイタリアのAFコルセチームより、

FIA 世界耐久選手権 (WEC) に参戦することになった。

マシンは大きなリアウイングとリアディフュザーが付く。チームメイトは、

ジャンカルロ・フィジケラ、ジャンマリア・ブルーニ、トニ・バイランダー。

2013年 WECシルバーストーンではNo71小林可夢偉がクラス2位を獲得した。

・フェラーリ458 ITALIA GT3(2013)

・フェラーリ458 ITARIA GT3(2011)


フェラーリ F512Mカブリオレ,F512M

2021-03-12 | V12

フェラーリ F512 Mカブリオレ

(1997)

512Mをベースに屋根を取ったモデル。

詳細不明。

 

 

フェラーリF512 M

(1994-1995)501台

フェラーリのFとモディファイ(改良)のMの意味。

12年続いたテスタロッサ系の最終進化モデルと共に、BB系も含めると、

なんと23年も続いたボクサーミッドシップ最後のモデル。

スタイリングでは軽量化や空力性能を向上させた。

リトラクタブルヘッドライトを止め固定式のエリプソイド4灯を採用。

F355に似たフロントグリルや丸形テールランプの復活。3ピースホイール。

ボンネット左右に追加されたNACAダクトは、改良されたエアコンのコンデンサー冷却、

室内へのフレッシュエアーの強制導入を増大させるもの。

セミバケットタイプのシート、ダッシュボード、ドアトリム、

その他に最高級コノリーレザーを採用した。

エンジンはチタン製コンロッド、鍛造アルミ製ピストンや燃焼室の形状変更などのフリクションロスを

改善、12PS向上した。

4,480×1,976×1,135㎜

1,455㎏,0-100㎞/h4.7sec

4,943㏄180°12DOHC4V

235/40ZR18、295/35ZR18

440PS,最高速315㎞/h

5MT、ABS


フェラーリ F512M ハーマン,512TR

2021-03-10 | V12

フェラーリ F512 Mハーマン

(1994-1995)

512Mをベースにドイツチューナーのハーマンモータースポーツ製キットによって

ワイドボディ仕上げした。

張り出したフェンダーは圧巻です。

サイドラジエーターの水平フィンを撤去し小さい2枚の縦型清流版に変更。

ハーマンリアスポイラーがかっこいいです。

 

 

フェラーリ512 TR

(1991-1993) 2,261台

512は排気量と気筒数、TRはテスタロッサの意味。

世界的大ヒット作テスタロッサのビックマイナーチェンジ。

外観はあまり変わらずとも中身は進化した。

エンジンマネージメントが進化しテスタロッサより+38PS発揮した。

エクステリアではフロントが独立したグリルとコンビネーションランプに改められ、

リアエンドの形状も変更された。

またフロント、リア及びサイドスカート部が同色に塗られた。

タイヤは18インチ。

テスタロッサではリアのサブフレームをメインのサブフレームからボルトで外すことができたが、

TRでは一体型に溶接され剛性を高めた、

エンジン搭載位置が30㎜下げられ運動操作性が進化した。5MT。

4,480×1,976×1,135㎜

1,473㎏,0-100㎞/h4.8sec

4,943㏄180°12DOHC4V

235/40ZR18、295/35ZR18

428PS,最高速314㎞/h

 


フェラーリ テスタロッサ 初期型~後期型 

2021-03-09 | V12

フェラーリ テスタロッサ 初期型~後期型

(1984-1990)

テスタロッサとは伊語で赤い鶏冠を意味する。エンジンのカムカバーが赤く塗られている所が由来。

世界に衝撃を与えたデザイン。数字が入っていなく特殊な名前。

大きく膨らんだリアフェンダーとドアからそこに続く5枚の長いフィンという他に類を見ない

個性的で大胆なスタイル。

鋼管バックボーンのシャーシとパワートレインは512BBに準じたものでエンジンは

排気量こそ変わらないが4バルブ化されるとともにチューニングされた。

国別や年式により細かく変化する。

サイドラジエーターを備えた。

初期型はサイドミラーの数や位置等が異なる、中期型は1986年に改良を受けた。

サイドミラーは一般的なAピラー根本にミラー位置を変更した。

後期型は1989年にホイールの固定方式をセンターロックから一般的ナット固定に変更、

アライメントも変更された。5MT。

4,485×1,976×1,130㎜

1,506㎏,0-100㎞/h5.8sec

4,943㏄水平対向12DOHC

390PS,最高速290㎞/h