頑張れシングルママ！

　小さな女の子と男の子の赤ちゃんを連れた若いママがお部屋探しにご来店されました。今まで、何ヶ月間もお部屋探しをして来たと話す彼女。
不動産会社に行っても、母子家庭という理由でことごとく断られ続けて来たと言う。
確かに母子家庭の受け入れが難しいのは現実。
母子家庭の方がお断りされてしまう理由として、一番にあげられる事は大家さんにとって不安の要素が大きい為なのです。

小さな子供を抱えて女手一人で子供を育てるという事だけでも大変なこと。
お母さんが働ける間は家賃は支払えるかもしれないけれど、お母さんが体を壊して収入が得られなくなった場合は、滞納されてしまうのではないかという心配があります。
中には生活苦となり、心中等を心配される場合も・・・。
母子家庭のお母さんの部屋に複数の男性の出入りがあったり、小さなお子さんを留守番させたまま長時間外出するような事があると、他の入居者さんも心配され『ずっと子供の泣き声が聞こえるけど、お隣さんは大丈夫かしら？どんな人が入っているの？？？』と不安になって管理会社や大家さんに連絡が入る事もあります。
賃貸住宅・集合住宅での生活は、自らトラブルの原因を作らず、周囲に配慮しながら生活をする事が大切です。

一概に母子家庭の人が皆このような人ではありません。
とても前向きな気持ちで、大家さんの心配無用な程しっかりと子育てをしながら生活されている人は沢山いらっしゃいますし、強く前向きに生きている女性は沢山いらっしゃいます。
お部屋探しをされる場合の基本ですが、お母さん自身が前向きでお仕事もされていて、無理なく収入の中から支払える賃料（収入の３分の１以内）であれば、保証能力のある三親等以内の身内の方を連帯保証人様としてご契約出来ます。

仕事をしながら子育てをするという事は、お父さんの役とお母さんの役と一人二役をこなさなければならないのです。頑張る母子家庭のお母さんを見ていると、『私も頑張らなくちゃ！』という気持ちになります。将来笑顔で暮らす為に皆、頑張っているのですからね。

※お母様ご自身が情緒不安定な状態では、受けれて頂けないケースがあります。
差し付けがましい内容をお聞きする場合がございますが、身上について詳細をお聞かせ頂いた方が大家さんへのお話がスムーズなケースがございます。
不動産会社は秘守義務を厳守していますので、ご安心して担当者へご相談してみてください。

くれぐれもお部屋の申し込みは衝動的にならないようにしてくださいね。