賃貸のお部屋さがしをする上で、契約金も家賃も支払う事が可能なのに、物件によって年齢制限や職業等で入居をお断りされ、不愉快な思いをされた経験のある方は沢山いらしゃると思います。
決してあなた様が悪いのではありません。
全てはトラブルとなった前例によって、入居者さんの条件等を設けているのです。
日勤と生活の時間帯が異なる職業の方が同じ建物に入居して、トラブルになったケースや、収入に見合わない賃料のお部屋に無理をして入居した為に滞納されてしまったケース等がある為に、入居者の収入に一定の基準を設ける場合もあります。
お部屋さがしされる方や経験のあるお友達、お知り合いの話題の中で『ここの不動産屋さんで、契約しない方がいいよ!』『こういう不動産屋さんには行かない方がいいよ!』というお話を聞く機会もある事と思いますが、それも皆経験からのお話ですよね?
大家さんをはじめ仲介・管理の不動産屋さんも、今までの経験によりトラブルを事前に防ごうとする事から、建物により入居者さんを限定していたり、一定基準を設けています。ご理解ください。
繰り返しになりますが、大家さんにとって一番怖いのが家賃の滞納です。
昔から家賃は収入の3分の1と言われます。この範囲内であれば無理なく支払いが可能である金額と言われています。収入に見合わない賃料のお部屋を借りてしまった為に生活が苦しくなり、滞納されるのを防ぐ為のメアスとなっています。
例1:学生さんをお断りするケース。
Aゴミの分別や曜日を守らない人が多く、常にゴミ置場が汚れている状態だった。
B毎日溜まり場のように友達を連れて来て、深夜まで音楽や話し声する為に他の入 居者からクレームが絶えなかった。
例2:ファミリータイプなのに子供不可とするケース。
入居者の中で1組だけが赤ちゃんが生まれました。他の入居者さんにはお子さん がいません。数ヶ月して赤ちゃんの夜鳴きが始まり、もの凄い泣き声にお隣さん も夜な夜な眠れません。早朝出勤のお隣のご主人も寝不足続き・・・。つかまり 立ちをはじめた赤ちゃんがお隣との壁を必要以上に叩き、イライラが溜まりかねたお隣さんが『うるさくて眠れない!何をやっているんですか!』と怒鳴り込んで来た。怒鳴り込まれた入居者さんは気まずくなって引っ越す事に・・・。解約理由を聞いた大家さんや管理会社は、次の入居者の為にクレームを防ぐ為に【子供不可】の物件として募集することにした。
例3:外国籍の方をお断りするケース。
生活習慣の違いから、いろいろなトラブル例があります。
A土足で生活されてしまった。
※日本では、土足を許可しているお部屋は無いと思った方がベストでしょう。
B外国人の方に貸したら台所が油だらけにされてしまった。
Cいつの間にか1人入居が4人も入居していた。
D注意をしたら、日本語がわからないと言われて困ってしまった。等・・・。
一度嫌な思いをされた大家さんは、外国籍の方不可としてしまった。
例4:母子家庭の人をお断りするケース。
Aお母さんは小さなお子さんを抱えながら一生懸命働いていましたが、体を壊して しまい、働く事が出来なくなってしまいました。その内家賃が遅れがちになり、 数ヶ月も滞納され・・・可哀相で『出て行ってほしい』とも言えずに困り果てた 大家さん。
もう、母子家庭の人には貸したくないと言い出してしまいました。
B離婚直前直後の女性は情緒不安定な方が多い為、とても衝動的に行動する方が多 いようです。条件交渉をして、やっと大家さんの許可をもらえたと思ったのに、 平気でキャンセルをする方が非常に多いのです。大家さんも気分を悪くされ母子 家庭や、これから離婚する人は当てにならないという気持ちになってしまいま す。
書き出したら止まりませんが、この他でも一度のトラブルにより、入居者さんの条件に基準が増えていく場合がございます。
心配な方は当社の営業担当者に、きちんとご自身の生活サイクルや理想とする住み方の等、細かい事でもしっかり伝えながらご相談ください。
『こういう部屋に住めば満足度の高い生活が出来ますね!』と、あなたにとって一番のいい部屋を探してくれます。