今日は歌舞伎と寅さんを観ました。八月納涼大歌舞伎の二部で「つばくろは帰る」と「大江山酒呑童子」です。つばくろ~は江戸時代の京都・祇園を舞台に、江戸からやってきた大工の棟梁、そして祇園の芸妓とその子供が繰り広げる人情話、大江山~は源頼光が大江山に棲む酒呑童子という鬼を退治するお話です。平日でしたが千秋楽という事もあって大勢のお客さんで賑わっています。歌舞伎も江戸時代あたりからを舞台としたお話は、台詞もわかりやすいし、テーマも現代にも通じるところがあったりして面白いです。逆に大江山~のような昔のお話は歌舞伎の様式美のようなものを観ることができます。さて、久しぶりの舞台を観終えた後は柴又の経栄山 題経寺いわゆる帝釈天へ急ぎます。青戸で金町行きに乗り換えて柴又で下り参道を急ぎ足で歩いて山門をくぐるとお寺の境内には大きな野外スクリーンが立てかけられています。40年前の8月27日は寅さんの第1作、「男はつらいよ」が封切りされた日で、今日は記念行事の一環として寅さんの故郷である柴又の帝釈天で上映会が開かれるのです。すでに大勢の人やプレスが集まっています。山田洋二監督や佐藤蛾次郎さん、初代マドンナの光本幸子さんも来場していて、いくつかのエピソードを披露していました。実は寅さんを大きなスクリーンで観たのは今回が初めてでした。寅さん、御前様、おいちゃん、たこ社長、みんなスクリーンの中でしか見ることができませんが、40年前の出演者は元気で、若々しい姿でした。