4月6日、丹沢山、蛭ヶ岳リベンジ登山です。
2月16日に同じルートで来たのですが、車にアイゼンを忘れてしまい、45分かけて取りに戻り、その為に堂平沢にルートを変更したところ、思いのほか雪が深く、吹きだまりに入ってしまい、深いところでは1m以上ありました。結局、登りに時間を要してしまい、当日予定していた蛭ヶ岳はキャンセルして丹沢山からピストンで戻りました。当日、睡眠不足で筋肉が攣りそうになるは、食べていなかったので血流も悪く、指先は軽い凍傷になり大変でした。
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今日も宮ヶ瀬湖の奥の塩水橋よりスタートします。到着も遅く、既に最後の方です。
2月に来た時はあちらこちらに雪が残っており、凍っていましたが既に雪も消えています。
前回同様、ゲートを越えて舗装された林道を歩いて行きます。
本谷橋から取り付きます。
天王寺峠迄は30分ほどの杉林の急登です。
天王寺峠です。これから尾根歩きになります。
最初は杉林の中を歩きますが、その後は緩やかで明るい尾根が続いています。
丹沢三峰側です。
搭ノ岳側です。長尾尾根から新大日から搭ノ岳に続きます。
堂平沢分岐です。
崩壊地まできました。
クサリ場です。注意して進みます。
下の方にテントが見えます。本来、違法のはずですが。。。
クサリを越えてトラバース気味に巻く様に登っていったら山頂間近です。
木道が現れました。頂上まであとわずかです。
山頂はまだ残雪が残っています。
丹沢山二度目の登頂です。何と富士山が標柱の横に浮きあがっています。
浮き上がった富士山です。
みやま山荘です。前回は持病の股関節が痛くなり、最悪はみやま山荘に宿泊も考えました。今日はこの後、蛭ヶ岳へ向かいます。
一旦コルまで急坂を下り、今度は急階段を上がり熊笹の山道を登って行きます。
不動の峰です。ここには水場と休憩場所があります。展望が良いので休憩には絶好の場所です。
棚沢の頭です。
鬼ヶ岩は岩場となっています。クサリもあり、注意して通過します。
鬼ヶ岩の頭です。
下から見るとこんな感じです。
鬼ヶ岩の岩場を越えて蛭ヶ岳に取り付きます。熊笹の山道を上がって行きます。
蛭ヶ岳の山頂直下です。
蛭ヶ岳登頂しました。山頂は丹沢山同様かなり広いですね。
蛭ヶ岳は奥まっているのであまり人がいませんでした。
蛭ヶ岳の山頂には蛭ヶ岳山荘があります。
ひとしきり休憩したのち、丹沢山へ今来た道を戻ります。
2時頃に丹沢山に到着したのですが、何と山登りで初めて道間違いを犯してしまいました。
このの近くに木道があるのに気付かず、この標識の宮ヶ瀬方面の丹沢三峰へ下りていってしまいました。おかしいなと思っていたのですが、気付いた時にはあとの祭りで、太礼ノ頭付近まで降りていました。時間は既に3時を回っています。
『ガーン!!!』
少しパニクっている様なので深呼吸をして冷たい空気で頭を冷やしました。山頂へ上がるには残雪もある北向きルートなので1時間以上かかります。まっすぐ進めば宮ヶ瀬湖ですが10km先です。
最悪の事を考えて食べ物、水、着る物、カッパ、懐中電灯を再確認しました。とりあえずビバークは可能です。そして、頂上まで戻れば、最悪はみやま山荘に宿泊する事が可能なので(というか戻るしか選択肢はない)、まず、山頂へ戻る事にしました。残雪にまかせて早いスピードで滑り降りてしまったのが悔やまれます。かなり距離と時間がかかりそうです。
それから休憩もせずに、ひちすら山頂を目指しました。落ち葉の上はともかく、雪の登りはかなり滑ります。ようやく山頂に到着したのは既に午後4時を過ぎていました。本来なら山頂にいる時間ではありません。もちろん誰一人いませんでした。
みやま山荘の宿泊も考えましたが、あと二時間、急いで降りることを決意して木道を下り始めました。判断材料としてはLEDライトを持っていたからです。夕方の山道は人用ではなく、動物用に変わっていて鹿がたくさん出てきて脅かしていきます。夕日も次第に尾根の向こうに沈んで暗くなっていきます。4月なので6時過ぎが限界でしょう。
ダッシュで下山して天王寺峠に到着したのは6時を過ぎていました、もうその頃は杉林の中は真っ暗です。林道まであとちょっとのころで既に限界となったので持っていたLEDライトをとり出して足元を照らしなが降りて行きました。
そして林道に出た時には谷合いなので真っ暗で、特に暗くてLEDライトが無ければ全く身動きの取れない状態でした。その後、更に30分ほど林道歩きをして車に戻りました。車に到着したのは既に7時を回っていました。
ふだんからLEDライトを持参していてほんとに助かりました。
登頂日:2008年4月6日 形態:日帰り縦走 メンバー:単独 天候: 晴れ 標高:1,567m(蛭は1,673m) 標高差:1270m コースタイム:9時間 (休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:塩水橋より→天王寺峠→丹沢山山頂→不動ノ峰→蛭ヶ岳(下山は同一ピストン)
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