阿佐ヶ谷のジャズバーStardust があった場所に行く。前回はしばらく休むと言うより、再開は難しそうな張り紙。昨夜行くと店は変わっていた。そして調べてみると、この7月にママさんは亡くなっていた。通ってたのは2-3年だが、ジャズ素人にとってはママさんのジャズ話はとても深いものだった。バーボンを頼むと、店で煎ったうまい珈琲をチェイサー代わりに出してくれた。自分よりもっともっと常連のおじさんたちは、店がなくなった今、どこの止まり木に行ったんだろう。そこにあって当然、ずっとあってほしいというものがこれでまた一つ無くなってしまった。小さな小さな深い深い穴が心にぽっかり空いて、「さよならだけが人生さ」って言葉がふと浮かんだ夜だった。ママさん、本当にありがとう。