ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

7月のレッスン:ヴェラチーニのソナタ 二短調「ジーグ」

2021-09-01 | ヴァイオリン
もう8月も終わってしまいましたが、この夏は自粛生活中にも拘らず、あれこれ頼まれごとが増えて放置していた、書きかけのブログを順番に書き上げることにしましたので、しばらくはレッスン回顧録ということで続けていきます。

7月の下旬にスズキ第5巻の6番目の曲、17-18世紀のイタリアの作曲家、F.M.ヴェラチーニのジーグのレッスンに入り、2週目でクリアしました。軽快で弾きやすい曲です。

ジーグって何でしょうね。調べてみると、
15世紀~17世紀にヨーロッパ各地で流行した民族舞踊の曲を、17世紀に楽章にして組み合わせて作られたバロック組曲の一つということがわかりました。
それを構成する楽章には主に次の4つの舞曲が取り入れられています。
1.アルマンド(15-16世紀頃ドイツの民族舞踊が起源とされる、緩やかな舞曲)
2.クーラント(16世紀フランスやイタリアが発祥の軽快な舞曲)
3.サラバンド(16世紀のスペインの速く奔放な踊りが発祥であったが、後にフランスで流行した時には、ローテンポの優雅な踊りに変化していた舞曲)
4.ジーグ(15-16世紀アイルランドや英国で流行した民族舞踊を起源とする軽快で躍動的な舞曲)

17世紀中頃には、この4つの舞曲を組み入れることが、所謂バロックの「組曲」のスタイルとなったそうです。作曲家の作品によって、メヌエット、ガヴォット、ブーレ等の他の舞曲も加えられていたということで、今までこれらは単独の曲と思っていましたが、いろいろな舞曲で構成される組曲の一部だったのですね。目から鱗です。

今回のヴェラチーニの「ジーグ」、12/8拍子の軽快なこのようなバロックの舞曲です。


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