ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

10/14 ショパン3次 鍵盤に全集中の進藤実優さん

2021-10-14 | ピアノ
ショパン国際コンクール、1次予選で初めて進藤実優さんの演奏を聴いた時に妙に気になった指の動作。エチュード演奏時は、鍵盤に掴みかかるのではと思えるような指の動きに違和感を感じました。時には、指をそろえず一本指を立ててポーンと鍵盤を鳴らす。

2次予選の時になって気付きました。進藤さんは、決して鍵盤の上にを指を置いておかない。音を鳴らしたら、指をすぐに離して、手を上に上げる。鳴らす必要のない鍵盤には触らない。そうすることで、隣の鍵盤に指が引っ掛かることもなく、音が正確にきれいに響いてくる。
指先まで「全集中」の弾き方なのですね。

本日14日(木)の20:20に、進藤実優さんの3次予選 (Stage III)の演奏が始まりました。
演奏曲は、
1. マズルカ Op.17の4曲
2. マズルカ風ロンド へ長調 Op.5
3. ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58
 1楽章 アレグロ・マエストーゾ
 2楽章 スケルツォ
 3楽章 ラルゴ
 4楽章 フィナーレ・プレスト・マ・ノン・タント

マズルカは、自然に体がリズムに乗っていた様子でしたので、楽しんで弾いていたのかもしれません。

ピアノソナタ第3番の3楽章のラルゴ、進藤さんは見事に歌いあげていました。情感豊かで心を打たれました。とても19歳と思えない表現力です。

ソナタ第3番は、ショパンが、父親が亡くなったことを知り、悲しみに暮れ精神的に落ち込んでしまい、その後ジョルジュ・サンドの家に住むことになったことで回復に向かい、この曲を書いたと言われています。
悲しみから喜びに移り変わる心情を、進藤さん独自の解釈で描いたのでないでしょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月レッスンその2: スズキ第5巻を終了、次は…

2021-10-14 | ヴァイオリン
近頃ショパンピアノコンクールに熱を入れすぎて、私のバイオリンレッスン記が、中断してしまい、バイオリンに興味があって読んでくれている方には本当に申し訳ないです。
ちょっとだけ、8月のレッスン記の続きを書きます。

8月は、スズキバイオリンの教則本第5巻最後の曲、バッハのドッペル(2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調)のレッスンを受けていて、もうすぐ第6巻に入れる!と楽しみにしていたのです。というのも、第6巻の最初の曲は、前から憧れていたコッレリのラ・フォリアなのです。
ところが、月初めに、次の教材として打診されたのが、バイオリン名曲31選という曲集。

クラシックの名曲31曲がまとめられたもので、ピアノ曲をバイオリン用にアレンジしたものが結構あります。
ラ・フォリアをやりたかったと伝えると、この曲集から好きな曲を選んでも良いし、弾きたい曲があれば楽譜を持ってきても良いし、ラ・フォリアも良いですよ、と、結構フレキシブルにやって良い感じです。
それで、1週間考えることにしました。
考えている間に、楽譜屋のオンラインストアで、スズキ第6巻をポチッて注文していました。
楽譜が到着して中を見てみると、そのラ・フォリア、結構難しそうなのです。それよりも、第6巻というのは上級クラス向け。しっかり練習しないと、何ヶ月もかかりそうな内容です。今年に入って中級に上がったばかりなのに、上級はありえません。身の程知らずも良いところでした。
そうです。だから先生は、中級向けの別の楽譜を勧めて用意くれたわけです。
ということで、8月末のレッスンで、ドッペルは、先生と合奏してめでたく終わりましたので、早速この曲集の1番目の曲、「金婚式」のレッスンに入りました。

然し、この曲集、決してやさしいわけではありません。ポジション移動、ハーモニクスがたくさん出てきます。苦手な重音もピチカートもたくさ…。
最後の方には、チャルダッシュやツィゴイネルワイゼンも載っていて、こんな難しい曲を弾ける日が来るのでしょうかぁ…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする