ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

12/14 読響定期 ソリスト変更で、小林愛実さんがステージに

2021-12-17 | ピアノ
コロナ禍で、予定していた外国の指揮者やソリスト達が政府の入国制限や渡航中止で来日できず、プログラムや出演者が変更になることが多く、また変更はあるかもしれないと予測していましたが、まさか読響コンサートで、ショパンコンクール入賞後の小林愛実さんの演奏を聴けるとは思いませんでした。

読響の名曲シリーズの12月のプログラムは毎年「第九」と決まっているのですが、合唱よりコンチェルトの方が好きなので、「第九」はパスし、チケットを別日程の演奏会に振り替えることにしています。(※振替ができるのは読響会員だけです。)
それで、今年は12/14の定期演奏会のプログラムに予定されていたチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を聴こうと日程を変更し、席は確保されました。その時点のプログラムでは、指揮者は常任のヴァイグレさん、ピアニストはキリル・ゲルシュタインさんでした。
振替を申し込んでから半月過ぎてもチケットが届かず、チケットセンターへ電話をすると、プログラムと出演者が変更になったことで、11/19にチケットの一般発売が開始されるので、同日に発送されることになりました。
誰に変更になったのだろうと、読響のHPを見ると、指揮者がマルディロシアンさん、ピアニストが小林愛実さん、チャイコフスキーがショパンの協奏曲第1番に変更になっていました。これには驚きました。
その後、岸田首相の外国人新規入国禁止発言により、指揮者は高関健さんに変更になりました。

そして、12/14の定期演奏会、サントリーホールへ行ってきました。
演奏曲目は、
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100

開演前の時間帯ですが、ステージで調律師がピアノを念入りに調整していました。多分ピアノはスタンウェイ。

一曲目のモーツァルトが終わり、いよいよショパンのコンチェルトです。
いつもの席とは違うので、少し見えにくかったですが、小林愛実さんは、ファイナルの時に着ていた白いドレスで登場。裾のあたりに刺繍のようなものをはっけん。

第1楽章、オケの演奏から始まります。読響ってこんなに上手だった?と思わせるほどで鳥肌が立ちました。意気込みが違いましたね。小林さんの後半のピアノの流れるような美しい演奏に感動。
第2楽章は、小林さんの情緒豊かなペースにオケが合わせて進められていきます。その1音1音に表情があってきれいなこと。特に高音部。ライブ配信では感じることができなかったサウンドです。
第3楽章、反田恭平さんのような力強さはないものの見事な演奏でした。
体型的に力が弱いのでしょう。コンクールでもそうでしたが、腰を浮かせて前傾姿勢になり、体重で力を補う必要があるのですね。

アンコールとして弾いた曲は、
ショパン:前奏曲 Op.28 第17番 変イ長調 

小林さんの演奏後、余韻を残すために、後半のプロコフィエフの交響曲は聴かずに帰宅の途へ。

昨日知ったのですが、ステージ後方の客席に反田恭平さんがいらしていたようです。




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2 コメント

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小林愛実さん! (yoshieri)
2021-12-17 17:25:42
tocalamusicaさん

変更になったおかげで、小林愛実さんのショパンの協奏曲第1番が聴けたなんて!
羨ましいです~
私はまだ小林愛実さんの生演奏を聴いたことがありません。

小柄な小林さんがオーケストラに負けない音量を出すためには、前傾姿勢で腰を浮かせ気味にして、体重を乗せて弾く必要があるのかもしれませんね。
なるほどなあと思いました。
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Unknown (tocalamusica)
2021-12-17 19:40:15
yoshieriさん、こんにちは!

こんなこと滅多にありません。コロナのおかげですか…😊。
もし、読響のHPを事前に見ないで行っていたら、当日プログラムを見て仰天していたでしょうね(笑)
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