ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

ショパン: ポーランド英語で和訳を誤る

2021-10-22 | ピアノ

前回の投稿で、受賞者の披露コンサートの日程タイトルが内容と異なっていることに気が付き、誤りの訂正を入れました。

誤った原因は、ショパンコンクール事務局が掲載した日程表の英語表記。

10/22 02:00〜 First Prize-Winners' Concert      
10/23   02:00〜    Second Prize-Winners' Concert
10/24   02:00〜 Third Prize-Winners' Concert

First Concert by Prize Winners とかPrize-Winners’ First Concert 、またはFirst Day of Prize-Winners' Concertならわかります。(正式にはtheが前につきますが...)
どう見たってこれは、第1位、第2位、第3位受賞者のコンサートって理解しますよね。
英語圏でない国では、自国の言語の文法風に並べてしまうということ、良くあります。
自分が誤解したことで文句を言っても始まりませんが、要するに、三日間連続で8人の公演があるということです。

昨夜は、Live で観ていましたが、初日なので、最初に授賞式があり、その後、6位から順に小品をいくつか演奏していきます。3時間はかかりました。
優勝者のBruce Liuさんの演奏、また一番最後で、オーケストラの準備があって、演奏が始まるまでに時間がかかり、待ちくたびれて、
結局、Bruce Liuさんの演奏が始まったところで眠ってしまい、また聞き逃しました。
多分朝の5時。



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速報: ショパンコンクール 第1回受賞者コンサート

2021-10-21 | ピアノ
日本時間の10/22 02:00より、受賞者披露コンサートがあります。
、もしかしたら、オンラインでは見られないかもしれません。
第1回受賞者の披露コンサートのライブ配信サイトがアップされました。一番下にショパンコンクール事務局のYouTubeを掲載します。

ポーランド英語に惑わされて、和訳を間違えました。タイトル他を第1位…ではなく、第1回、第2回…に訂正しました。初日のコンサートは、メダル授与式、6位までの入賞者8名の演奏プログラムです。

ショパンコンクール事務局によると、日程は、
日本時間で、
10/22 02:00〜 第1位受賞者
        →訂正: 第1回コンサート
        於 ポーランド国立オペラ

10/23    02:00〜    第2位受賞者 
        →訂正: 第2回コンサート
10/24    02:00〜 第3位受賞者
        →訂正: 第3回コンサート
        場所はコンクールと同じ会場

となっています。

先程からライブ動画のアクセスサイトを探していますが見つかりません。見つかりました!
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ショパン:見逃してしまった優勝者の演奏

2021-10-21 | ピアノ
ショパン国際コンクールの結果発表に約3時間待たされ、遂に受賞者発表。
優勝者の名前を聞いて驚きました。
想定外。

2次予選も3次予選も、最終グループの最終演奏者。
演奏時間も日本の深夜の時間帯。後から最終グループの録画を見ようとするも、すでに次のステージへの通過者が発表されるため、最後まで視聴している暇がありませんでした。

ブルース・リウさん(Mr. Bruce (Xiaoyu) Liu)
フランス・パリ生まれ、カナダ国籍、24歳

ファイナルの結果発表を待っている間、コンテスタント12名が集まって、雑談トークをしていた間に、リウさんはジムへ行って体を鍛えているという話をしていました。

今回も、ファイナルの演奏を聴く前、受賞者の発表を待っている間、最終グループの最初の方から録画演奏を聴いていたのですが、最後まで到達しないうちに発表。完全に出遅れました。
もしかしたら2次、3次の審査過程ですでに上位に揚がっていたのかもしれません。

そのリウさんのファイナル演奏をさっき聴きましたが、2次、3次の演奏も聴いておかなければなりません。事前に聴けていなかったことを後悔しています。
指のテクニックが優れていて、軽快なメロディーは飛び跳ねるように華やか、高音部からの流れるようなパッセージも美しい。抑揚を上手く使い分けて、ドラマチック&ダイナミックに仕上げて行きます。細かく聴いているとすごい技術力です。

第三楽章のフィナーレ、リウさんがピアノから手を離した瞬間、まだオーケストラの演奏が数小節残っているのに、観客が待ちきれず立ち上がって拍手と歓声の嵐。
反田さんの時と同じリアクションです。
然し、この拍手がいつまでたっても止まらず、指揮者のボレイコさんがピアノのフタを閉じて終わらせます。
最後の最後の演奏だから、オーケストラに対する賞賛もあるのかもしれませんね。

今回はレベルが高すぎて、審査に難航したようですね。
10/21(日本時間10/22 02:00)からの受賞者コンサートが楽しみです。


2位受賞の反田恭平さんと並ぶブルース・リウさん(右)


コメント (3)
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反田恭平さん、ショパン2位! おめでとうございます!

2021-10-21 | ピアノ

ショパンコンクールの結果発表です。
3時間は待たされました。

1位 Bruce (Xiaoyu) Liu
2位 反田恭平, Alexander Gadjev
3位 Martín García García
4位 小林愛実、Jakub Kuszlik
5位 Leonora Armellini
6位 JJ Jun Li Bui

英語で訳してくれないところがあって、わかりにくかったので、PTNAの情報で確認しました。

追加
慌てていて書き忘れました。
特別賞を受賞した方々は、
マズルカ賞: Jakub Kuszlik
コンチェルト賞: Martín García García
ソナタ賞: Alexander Gadjev

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ショパン ファイナル: ガジェブの大人の音楽 vs 本領発揮したスペインの奇才

2021-10-20 | ピアノ
ショパン国際コンクール2日目。
今日は仕事があったため、ライブ演奏は聴かず、朝早く起きて時間のある限り、録画を視聴しましたが… これはすごい!
帰宅後、もう一度聴きなおしました。
今夜のファイナルの最後のグループの演奏は聴く余力はありませんが、今日のこれは記録として書かずにはいられません。
この二人の協奏曲2番を聴かずして、ショパンコンクールは語れないでしょう。
アレクサンダー・ガジェブと、マルティン・ガルシア・ガルシアの演奏。
(写真はPTNAから拝借しました。)

今までショパンコンクールのファイナルでピアノ協奏曲2番を弾いて優勝したピアニストは数少ないそうです。
そこを敢えて挑戦する二人。あともう一人、この後02:50頃に2番を演奏する韓国のイ・ヒョクがいますが、彼も挑戦組の一人でしょう。
名前順とはいえ、コンツェルト経験薄な17歳の二人が、この大人の二人の前後に演奏することになろうとは。

ファイナルは、オーケストラとの共演力や一体化が試される場。
このピアノ協奏曲2番は、ピアノの独奏部分が多く、独奏している間は、オーケストラの音量は小さいため、共演力をアピールするにはとても難しい。その小さい音量でも、ピアノを演奏しながらそれにピッタリ合わせられるし、打音のタイミングも絶妙。これこそ、経験豊かな音楽家のなせる業です。
この曲の2楽章は、ショパンが初恋の人を想って作曲したとされますが、ガジェブの演奏は、朝から涙が出そうになるほど美しかったです。
カワイのピアノ、音がきれいですね。

聴いた後に、ピティナのレポーターの飯田有抄さんの記事を読んだら、同じことを感じていたようで、こちらの方が文章が上手なので添付します。

続いて登場したのは、スペインのマルティン・ガルシア・ガルシアです。
ソロ演奏の3次までの雰囲気とは異なり、髪型も服装もプロフィール写真のように戻り、表情はシリアス。
ピアノはファツィオリ。済んだ音色のカワイとは違い、明るくはっきりとした音色です。
オーケストラの前奏もガジェブの時と雰囲気が違っていました。短調の曲なのに全体的に力強いし明るい。
ガルシア・ガルシア、口をパクパクしながら、自分の世界に入ってしまったと思いきや、しっかりオーケストラの演奏と呼吸が合っています。不思議な人です。
2楽章は、高音が明るく響きすぎて、ガジェブの涙を誘うような情感は感じられませんでした。動画録音とホールでの音の聞こえ方には差があるので、ホールではきれいに響いていたのかもしれません。
この後、マズルカのリズムが入る3楽章、左手の音が際立って聞こえてくるのが、マズルカに一層の効果を与えています。この奏法は自分で編み出したのでしょうか。
終わった後の観客の拍手と歓声は大きかったですね。
協奏曲第2番のイメージを覆すような演奏でした。ある意味、異端児的な演奏でしたが、審査員達はどう思ったのか気になります。

先ほどのピティナの飯田さんが、ガルシア・ガルシアについて面白いことを書いているので、こちらも添付します。


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