『 静かなる山の昼かな。
日の色の 澄み明らけき道の上の 虫 』
***
山奥に一本の細い道が続いている。
随分、長い時間歩いてきたが人一人会わなかった。
それにしても、なんという静けさだろう。
見わたすと、景色はひらかれていて向こうの山ひだが明るく良く見える。
陽の光も澄んでいて透明だ。 もう秋なのだ。
ふと足もとを見ると、一匹の小さな虫が一所懸命歩いている。
なんという名の虫だろう。
作者はしゃがんで、その虫を見つめて微笑する。
『どこへ行くんだい? 今日会ったのはお前だけだよ。』
日の色の 澄み明らけき道の上の 虫 』
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山奥に一本の細い道が続いている。
随分、長い時間歩いてきたが人一人会わなかった。
それにしても、なんという静けさだろう。
見わたすと、景色はひらかれていて向こうの山ひだが明るく良く見える。
陽の光も澄んでいて透明だ。 もう秋なのだ。
ふと足もとを見ると、一匹の小さな虫が一所懸命歩いている。
なんという名の虫だろう。
作者はしゃがんで、その虫を見つめて微笑する。
『どこへ行くんだい? 今日会ったのはお前だけだよ。』