釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

51. 『 奇妙なる人形ひとつ 時々に踊り出る如し・・・』

2011-09-21 11:41:07 | 釋超空の短歌
『 奇妙なる人形ひとつ 時々に踊り出る如し。我が心より 』
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『奇妙なる人形ひとつ』とは何だろう。

私は短歌のみならず文系一般の門外漢だから、例えば掲題のうたも、
私の連想にまかせて迷想すればコト足りるのだが( 事実今まで、そうしてきたし、それ以上のことは私には出来ないのだが )、ちょっと気になったので釋超空の年譜を見た。

私が持っている本には釋超空の簡単な年譜が載っているのだ。

釋超空は昭和28年9月に亡くなっている。

その昭和28年の箇所には以下のようなことが書かれている。

『(前略) 八月下旬、急激に衰弱し、錯覚と幻想おこる。九月二日胃癌と診断。三日午後、永眠。 (後略)』

『奇妙なる人形ひとつ』とは、上記年譜記載の「錯覚と幻想」に拠るものだろうか?

掲題のうたが、いつ作られたものか、私がもっている本では分からない。

短歌とは、おそらく他の芸術と同様に・・・作られた後は、所詮、作者から独立したモノであり、強いて言ってみれば、そのうたは各自の読者に委ねられるモノだと私は独断している。

だから、掲題のうたは、『作者の病状による錯覚と幻想』か否かは二義的な事柄だと私は独断して、いつものように迷想すればよいのだと思っている。

もし、今後、その気になったら、このうたも迷想してみよう。