St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

クラッシックの話題ですが

2013-11-09 00:48:35 | Weblog
1 今夜の2枚はショパン。ピアノ曲。“Chopin:Recital”(Arturo Benedetti Michelangeli:Grammophon)は輸入版。
2 “In the little jewelled Mazurkas,small only as regards their dimensions,Arturo Benedetti Michelangeli shows how Chopin is to be understood-as an imcomparable master of cotrasting characteristics within an unchanging form,a romantic lyricist who inherited elegance from his Polish ancestors.”はルッペリの解説から。


3 もう一枚は矢張り、Cortot.EMI classics巨匠伝説のシリーズ「ショパン前奏曲集作品28/夜想曲集」。
4 「「作曲家の霊感の源泉は感情にあるから、聴衆の心の中にそれが再現されるように、その感情をふたたび発見し提示するのが解釈者の義務である。なんとなれば、人間的でない感情というのは存在しないし、音楽の最高の力はもっとも純粋な作品においてさえも、芸術という衣による新しい輝きをまとった人間の感情と親しみある感覚とを復活することを含んでいるからである。」」はその解説からコルトー自身の言葉。両方お薦めの1枚。是非買って味わっていただければと。ちなみ、“わたしの一枚”はベネディッティ・ミケランジェリ。


5 続いても音楽。武満徹を紹介したので著作から。2冊「時間の園丁」「夢と数」。後者に「鳥は星形の庭に降りる」に関する章があって、是非2冊読んで欲しいと思いました。「声の輪」という朗読ボランティアがあります。武満さんの音楽とこの本を録音しました。今、松本の視覚障害者の学校にあると思います。
6 「なぜ、「鳥は星形の庭に降りる」というような変わったタイトルがつけられたのか、と言うと、それは、ある時私が見たひとつの奇妙な夢に由来しています。今日の私の話のテーマは、「夢と数」ですが、その「夢」は、私のなかに予告なしに顕れてくるある不定形なもの-つまり、自分の内面に衝きあげてくるある種のもやもやですね-そうした夢の縁を、音楽的に、またそれはきわめて単純なものですが、数の操作を使って、はっきりさせようという気持ちがあるのです。」


7 「内面に衝きあげてくるある種のもやもや」「数の操作」。再びコルトーに戻ろう。「「テンポ・ルバート」すなわちその微妙なテンポの揺れ動きは、ショパンの作品においてもっとも特徴的い表れていることは確かである。」この先、パデレフスキーの「脈拍不整」の比喩を引いて、コルトーの演奏を「機械的な技巧をはるかに越えた、音楽の内奥にひそむ心を表現している」と評している。是非買って聴いて読んで欲しい。


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