St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

「音楽室で」-あ ぽえとりー

2009-04-21 15:06:49 | Weblog
    音楽室で(ver.2)

 誰もいないオンガク室の 淀んだ色の暗い隅
 ひとりぼっち、ぴあのを鳴らす ひとりぼっちのピアノ、鳴らす
 ホンノリか細い蒼白な指 厳かに鍵盤を打つ

 ラの音ミの音シの音ドの音 
 うちシの音は出ない
 それな内気なピアノの曲、練習曲
 
 たったひとつだけ人差し指
 ぽろりぽろぽろ ぽろりぽろ 
 ぽろぽろぽろと
 オロロン鳥の鳴く如く

 外は蒼白の夜空 狂った様に銀河が走る
 町の灯りが オレンジに遠くにぼんやり見える
 瞬く街並 杉並の街
 終わってしまた商店街にも 音符が漂う

 ぴあのの周りを明るく照らし 止った時間 無言の部屋で
 月の灯り、常夜灯
 皆の帰ったオンガク室は けれどとても平凡で 厳かに退屈で

 けれどただぼくひとりきり

 「スポットライトの中踊りかけよか?」 
 覗き込む 首傾げた細月 喝采
 ひとり独断のぴあのは淋しげに

 ショパン、リスト、ラフマニノフ、うとっりする位のスクリャービン
 無音階 透明な事務用の指サックを嵌めて 
 機械の様な 指紋の消えた鈍い指先 走馬灯

 たったひとつのひ弱(よわ)な人差し指
 ぽろりと脆弱な音 ピアノの音
 もずが鳴く様に 号して泣く様に
 闇夜をズタズタにして ぴあのを鳴らし続ける

 少し音程のいかれて 素頓狂 音楽隊
 防音コルクの音楽室 闇と同じ無音室
 無機的な金管楽器 居並ぶ中で
 それは客でなく 詮索する鋭い歯を持った試験官で

 ひとりぽろぽろとトランペットの様に 夜空にぴあのを駆ける

 漆黒のボディーに映る 幼いか細い顔
 音符を追うのに その目はたどたどしく
 そんな音楽家が独り 部屋の空気、振動させて
 孤独な音色響きます

 夕暮れの町見渡す限り でも青空で
 音楽室はたったひとり マーチの様に
 独り善がりの時計が 真夜中過ぎになりました
 外は何時の間にかシンシンと雪になり ボタ雪となりました
 時間が経っても相変わらず 空から舞い落ちています

 「コンバンワ」した月と 雪解けの遠い雪だけの
 ストーブに襞だけが赤々と
 艶の消えて 黒ぴあのに映りました

 静かな独りのおんがくしつ
 孤独のリハーサル

 今日もまた昨日の続きの様に
 ひとりぼっちでぴあのを鳴らします
 夜空に音の消えることを確かめながら 鳴らしています
 消えて行った自己を・・・
 
 ・・・・・・・・

 でもあなた この店に何処にも出口は見当たりませんヨ 
 永遠に多分、無いでしょうヨ

 だから・・・って?

 ラウンジの余興 倦怠な雑踏 白のピアノとブランデー
 そこに映った唯一の追憶が あの夜です
 追憶は 追憶だけは きっと何時も寂しいんでしょうネ

コメント一言。ラストの下敷きは明らかと思う。’80年の追憶は、此処にない。

「音楽室で」-あ ぽえとりー

2009-04-21 15:04:00 | Weblog
   音楽室で(ver.1)

 誰もいないオンガク室で 静ま?E屬辰寝山攫爾?br /> ひとりひっそりぴあのを鳴らす
 ラの音ミの音シの音ドの音
 たったひとつ人差し指で
 ぽ占ぽ摂宗ぽ摂摂脆 ピアノを鳴らす

 外は星空町の灯りが遠くに見え?Ebr /> ぴあのの周?E世?E箸蕕掘,椶劼箸?E鼎㎠憤?E爾?br /> 憲昔灯りの?E?E?Ebr /> 皆の帰ったオンガク室で ぼくただひとりき?Ebr /> スポットライトを浴びて 小首傾げた憲昔喝采受けて
 ひとりぽ摂脊あのを鳴らす

 ショパン、?E好函▲薀侫泪縫離?br /> たったひとつ人差し指で
 ぽ摂脆寂しい音でぽ摂脆
 もずが?E佑乃磴ヹ佑飽婆?E魄㍊ヹ佑砲砲圓△里鯡弔蕕?br />
 少し音程のいか?E震擇里圓△?br /> 防音コ?E硫山攫爾如^任箸Ⅳ鵑覆弧飢纂爾痢〔亀‥Ⅳ奮擺?E良阿涼?Ebr /> ひとりぽ摂脊あのを鳴らす

 ほんの幼く見え?E㎆紊せ悗?br /> とても音符を追うのにたどたどしくて
 そんな音が部屋の空気を振動させて
 ぽ占ぽ摂脆響きます

 夕?E?E猟㌔鮓呂慌山攫爾里燭辰燭劼箸蠅離灰鵐機璽?br /> 何時の間にか時間が過ぎて真?E羃瓩㌔砲覆蠅泙靴?br /> 外は何時の間にか雪にな?Ebr /> しんしんと雪が降?E呂瓩泙靴?br /> 時間が経っても?E僂?E蕕裟鼎㎠棒磴☞颪す澆蠅討い泙?br />
 憲脆雪だけの光の中で
 ストーブの?Eだけが赤々と
 艶の有?E里圓△里鳳任蠅泙?br />
 静かな静かなたったひとりのおんがくしつの
 そ?E呂燭辰唇?E佑離灰鵐機璽?br /> 今?E發泙榛鯑?E汎瑛佑?br /> ひとりぼっちでぴあのを鳴らす

「キリストにならって」より(今日の祈り)-a prayer

2009-04-20 16:10:37 | Weblog
「キリストにならって」より
1-2.p.26
17 自分自らを無に等しい者と見、他人を常によく、高く見上げることが、即ち大いなる知恵であり、完徳である。
・主よ、あなたの最後の晩餐での出来事、手拭を取り弟子の足を洗い、「互いに愛し仕え合う」ことを説かれた場面を想像します。人となられた神である御者でさえ、その様に遜って行動なさいました。「わたしは柔和で謙遜な者だから。」主よあなたを見習い、人々を愛し、仕えることが出来ますよう、お恵みをお与えください。それによって、すべてをもってあなたを愛し、あなたを中心にして生きるよう、わたしを変えてください。主イエス・キリストの御名によってお願いします。

「インターネット難民について思う」-あん あーてぃくる

2009-04-19 22:25:43 | Weblog
 派遣社員・ネットカフェ難民の現実。
安部公房氏の短編「カープケチャ」「赤い繭」をコラージュして。

 彼が食べているのは、他ならぬ彼の尻尾。
生活の場は、赤い画面を映す繭=ネットカフェ。
己の足先からつぐむ糸によって一夜の宿を確保し、縦に寝る。蛯のように。
つぐまれた糸は、こうして目の前にある。ネット。
所持品は、その先の空間・・・だけ。
映像が果敢なく消えると、一夜あった筈の自己も消える。
朝が来て、バスに乗る。画面に入る様に。
赤い繭と糸だけ、大きな現実の中で次々と産み出されて行く。
夜。二重写しの鏡の現実のもう一方に移る。移れたことを安堵する。

横糸だけが丹念に重ねられて行く。

(貧しいレトリックを使って、しかも、暗い調子、申し訳ないです。
昨日の朝日新聞さんの記事、“椎名林檎さんの「女王」”にinspireされて…)

「キリストにならってより」-a prayer

2009-04-17 15:57:31 | Weblog
「キリストにならって」より
第1巻.霊的生活 第2章.へりくだり p.25 から
9 沢山の言葉が魂を満足させるのではなく、善良な素行のみが心を爽やかにし、また、疚しいことのない良心こそが、神に対する大いなる信頼を抱かせる。
「神よ聖霊を通して、わたしのうちに語ってください。あなたの御旨を果たし、それこそが心の満足と感じらるよう、日頃のわたしを変えてください。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。」