St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

総理「ローマ法王に謁見したい」発言に思う-あん あーてぃくる

2009-04-17 02:36:47 | Weblog
 麻生総理が、「パパ様に謁見したい。」と述べたそうである。
一人の国民としてこの発言を大きく歓迎したい。実現すれば嬉しい限りだ。手放しで喜びたい。
一国の責任者として、得ることはこの上なく大きいと思う。

カトリックの書、「もう一人のわたし」の著者は、アメリカ大統領講演原稿の書き手と聞く。
日本でも、そういった事例を推進して頂きたい。先ずは、その先鞭ともなればと思う。

「福音に述べられたこの時代。」
平和・安全・生活・文化・経済・社会・産業・外交。様々な問題に、世界は直面している。
非常にデリケートで、非常に巨大だ。
日本に顕著な問題・日本特有の問題・日本が作ってしまった諸問題、しかも、今すぐ解決
すべき問題。多々ある。
また、外交問題。
そういった問題に、ローマ法王の判断を仰ぐというのは、今、日本の指導者が出来得る最
上の解決策の一つだと思う。
是非、近い将来、実現の運びとして貰いたい。

ルソー「夢想」-あん あーてぃくる

2009-04-16 13:10:38 | Weblog
ルソーの「夢想」を読む。
「聖アウグスティヌスが述べたように、神の命(めい)とあらば、喜んで地獄へも行く。」
カトリック的なのか、極端なアンチなのか?
とここまでで、12番目の裏切った弟子について思い出す。

一切れの浸されたパン。神からの命(めい)。そこにも命(いのち)があった筈だ。
キリストの命(いのち)が。

最後の晩餐を後にするユダ。
その心境は?「神の命(めい)とあらば、喜んで後にする。」
果たして晩餐に未練は無かったのか?神の国への。
希望。

ある事件。風評。
ルソーに戻る。
極端なのか?
   ルソーに冒頭の言葉を書かせたものは何だったのだろう?

北極熊-a poetry

2009-04-16 03:12:00 | Weblog
   <北極熊>

色に閉ざされたこの北極の影の中でも ひときわ悠然と歩む熊 北極熊
手足は重く大きく ぐるっと回すのにもトンネル・ロケットの様に無様で無骨
アンダーバー・ボサノバ チリの慣習に従って ロケットが飛んだ
その時 北極星の熊は 思い出したかの様にひとつ欠伸をして夢から覚めた
無念無想
北極の夜 白夜の夜 テーブル・クロスにクロッカスが生える

やがておもむろに夕日が沈んだ 夢から覚めた川鵜の様に
北極熊も沈んだ
泡沫が立ち 無音の空っ風の音に熊の咆哮が加わる 
ガオー 大人 ガオー
きっと夜が開け染めているんだと思う
海に浮かぶ 頭だけの北極熊 
眠そう ウツラウツラ 水母のダンスか?

ロケットはまだ地面に届かない 破片が空中に舞う
夜明けも未明で沈んだまま宇宙遊泳をしているらしい
ドラム缶の形の夜 ムーンリバー
銀河の先から一反木綿の様な平べったい陽が当たって壁に反射していた
木蔦は「けれども」という字で壁に黒点を拵えて

どうにも無い明日を目指して 人々は働く働く
旗印を掲げて北極の人が潰える
衝立の陰から閃光がして 「どうも余り芳しくないんで」 … 結論。囁いた。結論。囁
手術が順調でないらしい

北極熊は ひとつ咳払いの様にして オットセイに噛み付かれた
オットセイの黒い体に薄情な白い太陽が反射して 
惑星に咲いた薔薇の菊の花
ウテナ ウテナ星人 覗く角

赤ん坊が生まれた 生命体 おぶ開けの祝い 前掛けして 準備して
珊瑚礁の数々
「そこの所は、詳しくは述べられないのだけれどね、
陳述はもうどうでも良いって事っすね。そうっすね。」
素朴な念入りな話 伺おう。

上を見て左を見て やはり衝立の陰から 人に似た時間が過ぎて
そのころ北極星の熊は昼寝と決め込んで
耳の周り蝿がうるさく飛んで 蹲って謙虚して
流氷の片隅 北極熊は「もうどうでも良いよ」って態度で
俯いて 人生達観して 後戻りしてみて
「あっ、くしゃみだ」
と思ったら火星にロケットが飛ぶ 不時着
仕組まれた罠
怯えた目

不機嫌な気分の限界 空色のハンカチ
この界隈には銀行玉が 雛菊型に咲いていて
「アザラシが出るらしいよ。」
扉の陰から 教育学上好ましくない 平原が満ちて来た。
理由の欠けたツンとした顔 ツッケンドン
右手のドア 左手の空砲 ドアノブ
斜め前によぎって 後悔も躊躇無く隅田川に捨てる
点数下戸して やがて日没が来る 夕陽

草原にそよぐ風 風に靡くススキ 味わい深い秋の花 菜の花

姨捨山に登った
見下ろす大地に 果てしない巨大な花がわき目もふれず咲いていて
煙のような それでいてひどく硬い困難にぶつかる。
北極熊の鋭い弓のような視線が北の方に飛んで
オーロラ
歓声が挙る

なかなか芽が出ない 終末の予感 そして恋の予感
困ったもんだと深く悩んで 心の底沈潜して
擦った揉んだの争い 極自然の風景 再び北極熊

「部屋の隅で寝そべれたらなあ」って ずーっと思っていた
少年の日の追憶
そんな過去 理由はどうでも良い 
あっ、振り出しに戻ってしまった
失敗の連続

その頃 熊は極めて勤勉に すなどりに熱中して
キャンドル・スティック 帽子屋が戸惑いながら引っ越して来た
理由の無い書き物の夕べ
「どうもそこのところがね」って 充分打ち解けた所で生半可になって
蹴上がりに挑戦 下ネタ半島 黒マグロの列島

トオモロコシを片手でもいで きゅうりを付けて食べて
東向の風 向かい風 ビュンと通る
そのまま北に向かって散歩した 帰って来た
部屋にも北極星の欠片が降り積もっていた
大分家賃も溜まったらしい
知らぬ顔して寝そべる

北極の熊は寝そべりながらも噛み続ける
夕日が沈む 北海の壁
時を刻まない理由 北極自治権選手権
外の風景 鴨居が外れた

頭に響く諏訪湖の風景-(Roxy-jazz-like)

2009-04-15 23:00:34 | Weblog
 ロキシーのジャズが頭の中で鳴りながらこれを書いている。

 きっと、岡谷ジャスコ隣の今は美容院のクラブで昔、アマチュアジャズの生演奏を聞いたことの想い出だろう。
 今の諏訪は知らない。もう何年も行ってないから。
だから何処か空想の街だと思って貰いたい。

 諏訪には国道が踏み切りとぶつかる。2ヶ所なんだそう。
それに依って、その近辺の鉄道が、まるで市電の様だ。日常まで電車から見える。
茅野-岡谷線。袋から渋谷。
果てしない程長い航程、バスだってある。
約3ヶ所で通勤にぶつかる。満員になっては、掃ける。

兎に角、3本の道がある。
上川線・国道(何号かは忘れた、幸運なら2号だろう)・路地。
上川はまるでコースターだ。
明菜のデビュー前のDVD、デズニーロケ。あんな様を想像しながら、通勤するのは、殊に助手席の犬のように座ると、とてもアイドルだ…、しかもデリケートの。
そして終点は、原田泰治記念館。アンリルソーの絵、伊賀良、何と言っても祖母の背中。

そこから大きく右に湾曲。
湖岸通りって奴。…。なんとかクリーク。沿って。
ヨットハーバー、林立するホテル。何故か白のイメージだ。
信大湖底環境研究所。まるで、送電施設。
ここら辺りで、小さな名も知れぬ川が注ぐ。葦も繁る。…パルプ工場だった所。
遥かに大きい赤十字の病院。
環境調査-諏訪の湖底の泥。潜む金箔。「砂金が採れるらしい。」囁かれた。

「座って良い所」。駄洒落。ベンチに落書き。インクが滲む。雨に濡れて。湖も雨に濡れて。釣り人が独り立ち尽くして。
…まんま。
花梨、山口、花子、太郎、一の。沿線。走る人。並木のように木々が並ぶ。道は大分混雑して来た。

カーブにある教会。カトリックの。幼稚園も。逆上がり。響く園児の声。隣接する研修所。中電だったか、JRだったか。
向いに広がる駐車場。平行斜めに停まる車。
ワカサギ、っぽく。「今日の漁はどうだった。」
検討し合って。細いウオ。シガナイ慎ましい釣り竿。
「天婦羅が美味しいって?」

湖と空と温泉と。淡々の自然に展開する直線コース。観光地。その風景。
絹織物の片倉館。市美術館。そして再び、ホテル、瀟洒な。
こんな風景に馬車が走っていたら、…と思った。
ツツツっと走る…。黒い小さなポニーの引く、ささやかな軽馬車。湖畔限定。円筒の帽子。女の車掌さん。

NHKニュースで、さっき見た映像。河馬のような可愛らしい風景。
生き物が入浴する様に自然に湖底に入る。…っとバス。乗合の。観光の。
馬車は湖畔だけだったぜ。。。走ったの、ええええ。
それに白鳥だったのでは、王子様の。湖上走行は。
路線バスが、湖に消える。

親子白鳥丸。フェリー。
「間もなく出発になります。親子桟橋までおいで下さい。」濁声のアナウス。
曇った諏訪湖に良く似合う。冬の風景。北欧。金の造形のモニュメント。スイスに喩えられたっけ?
縦割りのアポロニュスの円錐体。銀に反射して。
「きっと、女神を忘れて来たんだぜ。」
御諏訪太鼓の小口大八。湖畔に夕陽に響く和太鼓。
花火。初島。
縫い取られる様に。ナイアガラ、湖上の。
半円形。スターマイン、水上の。
灯篭の灯り。楚々と湖へ。シンセサイザー。
女神が立った。

紅谷。
「二十何階の非常階段で爪を切る。」「聳えるホテルに泊まる。」
頭の中、明菜に響くのが変った。
ここいらが、退く切れ目かも。
孤独。永遠の。紅、口紅。口、明菜の。
でも時代は終った。…きっと僕も・・。

河馬のように生きるって?