ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」を知る為に埼玉県小川町に行って来ました。八王子から「川越行き」の八高線に乗り、高麗川で「高崎行き」に1回だけの乗り換えで約1時間半で到着します。
和紙が使われている障子紙で説明すると、現在よく使用されている物は大部分が塩素漂白されており、最初こそ白いが使い込むうちに紫外線の影響で段々と黄ばんで行くのと違ってユネスコに登録された「石州半紙、本美濃紙、細川紙」などの和紙は使い込むうちに逆に白さを増して行くのだそうです。知らなかった~。
ネットから拝借
「道の駅」が併設されている「埼玉伝統工芸館」にも立ち寄りましたが此処で食べたうどんは腰が強く最高でした。地元産の小麦を100%使用した自家製粉なので甘味と風味が生きていると一番人気の食事なのだそうです。納得!もう一度食べたい!殆どが歩きの行程でしたが道々、干されている胡麻の束をよく見かけました。道の駅で立派なペットボトル入りの金胡麻を買いました。
他の和紙の生産地と同じく、小川町も秩父山麓を源とする槻川のお蔭で水質が良く、酒造りが盛んなのだそうです。そこで私達は小川町に有る3軒の酒蔵を全て見学し、コースの最後には「雑穀ビール」として有名な「麦雑穀工房」にヘトヘト状態で辿り着いたのでした。現在お店を切り盛りしているご夫婦が2代目らしい。初代の方が雑穀を使用したビールを長年研究開発した大学の教授らしいです。雑穀を使った珍しいビールとして有名なのです。何しろ美味しいビールに感激しました。店の前には衣装ケース程の大きさの沢山のケースに入れられた雑穀が熱く発酵しているのでした。
この日は1日の歩数が何と19、182歩でした。約2万歩です。これ以上無いほどに疲れ果てました。でも、バスツァーには無い(地元を足で辿り、触れる)旅でした。こういう旅も良いものです。