「バンドのピンが抜けてしまいました」とご依頼がありました。
貫通して固定しているピンが抜け紛失
気になり他の場所のピンを軽く押すと、ビックリするくらいあっさり抜けてしまいます
今回は6本抜けそうなピンがありました。
ピンのお取替えで修復も可能だが今回以外の箇所も今後抜ける可能性が非常に高い事お伝えし、新規で購入頂きました。
こちらが「ヘアピン」と呼ばれる部品、一本の棒を曲げて(=A部)膨らみを出している形状(=B部)の部品です。B部の膨らみで固定されている感じです。
汗や皮脂が留まり錆や劣化の原因となり傷む事が多いです。また動きのあるバンド駒を繋げていることから、ピン自体のすり減りもあるかもしれません。
A部の破損=折れが発生することはよくある事例です。
B部が恒常的に押され続けているので耐え切れずバネ性が無くなってしまうこともあります。
交換用のヘアピンは長さと径でそれぞれ種類がありますが当店では50種以上あります。
それでも合うピンが無い時もあります。
日頃、使用者様が、見ること少ない部品ですが、良く考えられた部品だと思います。