ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

大きな水溜り☄

2016-06-28 13:58:43 | 短歌
ブルーブルーブルーノンブレーキで走りきる小さいけれど好きな幸運




いい匂いってわたしの胸に手をおいて君は気絶したっていったよネ、海




いっしょにくらそぅ、だいじょうぶ、ってふたりで活きる不思議、奇跡はおこらない




巻き戻した螺旋の時間はほぼ美しいわたしは素粒子までの花模様




はらはらとどの時間にも薫ってる万物を撹拌している海




息吸って崖から飛ぶわずかわからなくなって愛してるって抱いた水























かなしみと歩く☄

2016-06-03 16:25:00 | 短歌
だまってだまってだまって歩くことばでいたいほどいっぱいのこころ抱いて



「木々の夢の実みたい」涙ぐんでるきみにやさしい電飾の森



こすってもこすっても離れてゆく真っ赤な瞳の真っ黒な双曲線



「どうすればいいかわからない」よね、わかるよ、かなしい造りホモサピエンス



なにが起こっても不思議はないと思ってしまう闇の底のひかる街



前世の軌道はるかはずれ循環してるなんか孤独ヘッドライト



まるくなって眠っちゃったよ日比谷パークかえろぅー宇宙の果てより遠い家







平凡なシュフ☄

2016-06-01 13:50:22 | 短歌
太すぎてない最近の君がいいジーンズたたきほす赤い指先



かたいチーズとコーヒーの美味、わたしのそとをながれるやわらなきみのいいわけ



懲りすぎ汚しすぎなんだよわがやの鍋奉行でもだいすき雑炊



至福の時ってゆうきみのディジェスティフ、まだ家事のこっているのだけれど



あすの準備してあかり消してそしてかぞくの夢にもぐりこむ幸(サチ)



ふちゅういでこぼしてしまったジュースや言葉、ベットのなかの花びら占い









春の宙返り☄

2016-04-05 12:18:21 | 短歌
古木の重い過去から吹きでた芽、草原のような春の宙返り



よかったねっていってしまったよ、きれたほうがよかった集団もある卒業



壊してしまった時間も建てなおせる少年の弾力のシンプル



こうみえてわたしミセスだから恋できないのよと捨て猫を抱く



クイックル掃除する車椅子の軌跡、このよを通ったよき人のしるし



まっ黒な世界べりべりってめくって卵寿司とどけたいんだ春の川



ピンクにくゆる春銀河いつかきっとって渦巻の約束できえてった










ふゆのなつび☄

2016-02-25 16:48:51 | 短歌
池砕くオールから昇る少年の花火のような水滴のチェーン





水に映るわたし砕いてメダカはかんたんにかんたんにさっていく





足先でリズムきざむ老人と犬ルノアールの絵のよぅそーっとダージリン





遠くかげろーに揺らぐ車の列セロファン色したアメンボーのゆめ 

















みんなながれる☄

2016-02-13 14:38:21 | 短歌
蛇口より光る水粒みちみちるステンレスの夕凪の傾斜





おこしてたべさせてランチもたせてハグし忘れて朝はかなり蛇行





吹雪くなか一直線に飛ぶ鳥のその潔さに許せぬをふっきる





雪嵐、飛ぶ鳥たちのしんしんとした無口、人っていったいなんだろ





軟弱な私に飲まれアルプスの硬水還りたいよう/発泡





うえをみるとその変幻に圧倒され人は水玉になるきっとなる





地球、駱駝、人、みんな水の変幻、いつか混ざって遥かながれる










ゆきのひ☄

2016-01-31 15:34:31 | 短歌
景色、音、みんな真っ白にして、なにかをしらせたがってるみたいな雪





チャイの馨りみえそうな雪の日の朝食、登山靴ででかけます





舗道避け路地で滑る女たちの脚不自然な雪のタイル街





いちど兎つくりたかったのに雪は掌を赤くそめてきえた




この足跡をたどってゆけばあえるのでしょうか雪の原の雪兎











あるひ☄

2016-01-16 14:10:04 | 短歌
水滴で光とらえるトマトたちいりみだれる光年の晴れ




やわい毛並と抱きあえばいのち混じってにゃにゃ~ってあまがみあう日溜り




夕陽うつすビルはがす葉つまびくスカートたゆたう東京系水槽




さびしさの欠片もらって心ちがいのケーキなどかって不可解、帰ろう




偉業なしてるように眠ってる少年の頬のじょうきにうるっと敬礼




かんどうするのは五郎丸とゆうきみの夜食に月桂樹を飾ろう


















この地で☄

2015-12-07 13:57:40 | 短歌
稼げないロマのよう一舞いしてきえるこの地のあぶらっこい夕陽





のこされた陽の火種みたいな熱気、かつてこの砂丘は戦場だった





戦いに素足をいれるジーとあつまる赤く悲しいへいしの指たち





かわいい絵文字、ケースで眠るよう灯ってるわかい兵士の100ねんのゆめ





いくつもの戦禍にころされしななかったこの地、いま花嫁を祝う





ソフィーが結婚した、たくさんのほんとにたくさんの微笑みにかこまれ














休み明☄

2015-10-15 16:12:07 | 短歌
休み明、もらったおみやげならばせて、世界旅行したりする、エトランゼ





方法と方向ぜんぶわすれてどうしよう、照明弾うつ





ときどき独りになりたいのと金木犀の馨り曲がって魔女となる





そうそぼのお粥のようなやさしさがからだに沁みて零れた、涙





からのバケツぶらさげて水をもとめて星々めぐる銀色、孤独

          (キュリオシティ)


















くがつになった(にっき)☄

2015-10-01 13:55:29 | 短歌
☄ ことしこそいっしょにとぼうと土用波、みたことないオォ翼ひろげて





☄ さみしいね、けどだいじょうぶささえてる、ころころかわる皆(ミナ)とのあした










[これはナチス政権下の収容所の話です。「子供と引き離されたユダヤ人のお母さんが死を試みてしまいます。蘇った時、子供が自分の中に居ると気づくのです。その気づきはとても強い確信で、その後彼女は自分の中に居る子供と勇敢に収容所生活を生き抜いたそうです。」聞いた話です。]


人は生死を超えて共存できるのです。


人は、時空を超えて共存する能力をもっているのです。
心に、、、










☄ ひとり浮く海は空でもあるようでわたし星模様のひとになる





☄ すきだからペンダントにしておきます、UMI~、ない街でわたしくらしてる





☄ 鈴虫がちちゅうよりきて命とはみじかいものとゆうよバスルーム





☄ そのこえとはなすことがすきなのですゆめの小窓をあけはなちねむる





☄ むれているとがった薄(ススキ)もいちにほん床(トコ)におけば穂、やさしく咲くのに

































夢、花(ムカ)☄

2015-09-30 15:04:41 | 短歌
ブルトーザーでこわされたんだ花草木、しなないでくださいと雨がふってる





きみの胸の花鍵あけたらただただただ赤いいっぽんの夏ぼたん





草むらのいっとうしたで枯れ草のなき夢のよう咲くももいろの花





野の花をおきわすれられ傾(カシ)いでる、シーソーの夢のぞく月のかがやき





ふとんを蹴ってるきみの夢わかりやすいMORITOのうみで泳いでる
















くも☄

2015-09-25 13:39:52 | 短歌
おうたこに「まもってあげる」そういわれ、守れるかとゆう不安ちぎれ、雲





爪ににた桜かおる小枝の芽そらの乳房ひっかいた筋雲





この桑にであったきょうから翡翠蜘蛛、ウェディングベールで春雨いけどる





くもなくくもへんようしくもいきてるのにどうしてひとくるしむんだろ
(苦もなく雲変容し蜘蛛生きてるのにどうして人苦しむんだろ)





てぃサロンきりないよねってきょうもいって、雲間みえかくれする金魚の赤





たわわに雲咲き舞い降り雪柳地熱でくゆり母かおりたつ
















あいたくて☄

2015-09-18 12:22:40 | 短歌
あいたくて夢のドームを流したら数カイリ越えきみの微笑(ビショウ)





土地そろい時刻ゆがんで晴れわたったトレモロミューズのむすこがきた





ごめんねと遅刻に揺れる長い髪アルママター藤とおい刻(トキ)が舞う





ひさびさにならびすわって膝におく結び目きつい初恋の赤





すきだからわかれられないげこう坂発泡酒のローゼいっ泡(ポゥ)ずつきえて










(写真は季節の花300からお借りいたしました。ありがとうございます。)

暑、夏(ショカ)☄

2015-09-11 14:16:26 | 短歌
からだじゅうでおはようってゆうんだもん、この青星でまた親になる





たわむれるイルカの親子みたいなの、だいすきなのとぬるぬるつたえる





まだしらないんだ海と陸の境、だからきみはじょうずに雨を泳ぐ





ずっとみていたいってわかるかい(くるしいほどに)きみのでたらめなにくたい





なげだしたよんほんの足とぽーちゅらか、にたDNAだねうだる砂浜





ジンジャーが焚火みたいにころがってるねっきでゆがんだゆうひの刺繍





まんかいの蝉の羽音にとりまかれ青い氷河へ触覚放つ





セミヌードで砂をきゅるるとまぜたからおわってしまった夏の砂時計