ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~ライムグリーンジェイド~

2010-06-20 12:33:43 | ポエム
ピアノソナタ23ヘ短調ベートーヴェン眩しい音


一本の若木一本の階段ライムグリーンジェイド


奈崩(ナダ)れてくる太陽諸共奈崩れてくる私の皮膚の下へと奈崩れてくる足を伝ってとても冷たく奈崩れて私は又壊れて結びかけのトゥシューズリボンはためかせ壊れて壊れて眩しい音と駆けおりる





馨しい音
ライムグリーンジェイド
私は捲るめく
世界を引き裂いてる幾千もの燻ゆる若葉に炊き込められて捲るめいて命が又薄められて私を巡る馨しさに手を弾かれ階段を
萌ゆる素足で
駆けおりる





冴え冴えとはためいてるリボン
投げ出されてるトゥーシューズ





泣いている音
突如変わる空間の中で激しくも優しく泣いている一本のライムグリーンジェイド
潤み震える
幾千もの瞳
のどれにも
壊れた私のよきものだけを
湛えて
君は
密かに
泣いている
若木
若葉





透けてゆく

崩れてゆく
螺旋階段
から
芽吹きでた
踊り子たち
の緑の手たち
を私は樹液の指でジュッと弾く、ニョキニョキと咲き昇ってゆく大樹へと昇ってゆくけれども昇りきらない火花の手たち止められない笑いの踊り子たちを私は回すおもいっきり回すジュッと樹液の指でジュジュッとシュッとシェネターンターンターン
踊る音列





ライムグリーンジェイド





ピアノソナタ23へ短調













~あなたの愛~

2010-06-11 11:58:56 | ポエム

うふっと
うすももいろの
笑みが
とつぜん
ほんとに
とつぜん
やさしく
こみあげてきて


こぼれた
あなたの
愛は
はかれないんだ
って
わかった


やさしく
とめどなく
ながれてくる
あなたの
愛は
はかりしれない
のだって
きょう、
わかった












~誕生~

2010-06-11 11:29:18 | ポエム
赤い命が
大きな痛みを悲鳴して
引き摺りだされた
あぁ
血の臭いの覚醒
私の命が
産まれたての人格に
中側から
開かれた



(柔らかい生きものの温み



外側から
私の素肌を這い上がってくる
(柔らかい生きものの滑り
そして生きるために
私を吸う



吸われて
私は
(愛しいと
全身で
疼いて
全心で
泣いて
いる


一本の
命の




(ありがとうと(パパの声が聞こえる(よ



私達の命が
産れたての人格に
中側から
外側から
変えられた















~そんな目~

2010-06-08 14:28:03 | ポエム
かなりの距離、そんな目は飛ぶ
(可視の視線
たぶんかなりの殺傷能力が
ある
そんな目
飛んできた


そんな目するんだ清家さん


T.B.ISSUE買ってたら
私を突き抜け売ってる人も突き抜け
おまたせっていったら
清家さんの瞳に戻ってた
にがそうな色した
そんな目


そんな心したことがある
そんな目してたと思う
殺傷能力のある
そんな目


その後
星つきのレストランで清家さんとランチした
家族や仲間の話ばかり(すこし誇らしくしてしまう
隠しきれないほど愛してる
から
守りたい
から
そんな目
守るものどんどん増えてゆくから
そんな目もどんどん増えてゆくの?


そんな目
したくない

思う
たとえそんな目されても
したくない

思う
けど
けどね
けれどもねっ
う~~
だから
だからねっ
だからさっ
させないで
ください

お願いする
誰にともなく
お願い
する















~紅のタトゥー~

2010-06-08 14:12:19 | ポエム

ふぁぁぁっと
気を捉まれて
振り向いたら
牡丹が
一輪
仰向けに倒れていた
あられなく



空が白い



紅のあえかな翅
全てを
光の皿に晒して
微かに震えて



まだ生々しい
けれどももう捥げそうに
広げられてる花弁
に、花弁が刺す
紅の影



同じ一つの族(ウカラ)だとゆう
花の色より濃い紅のタトゥー



空は白くて
あぁ
空はとても白くて
覚醒する



柔いだ人々が
ぬめぬめとぬめった手で
包んでくれる光の網、手繰って
花弁が
花弁が
這いあがってくる



ぼろぼろに
壊れた
私の
肉に
紅の
タトゥー
刺しながら