
♪
柊の突端に
うすももの
ラビット色した
三日月が
乗っていました
降りてきそうだったから
掴もうとしたら
ソファーのうえで
クスクスって
もう
笑ってました
(ヨウとリョウは結婚しました
男の子とも
女の子とも
見極められない
子供です
掌を
笑いながら見てて
見てもいいよ
って
掌
拡大してくれました
(リョウ
3人の小学生が
喧嘩をしています
私と友達のミドリ
ミドリの従兄のリョウ
(ヨウの側通るとき
(鼻ぴくぴくさせるでしょ
(だって
(ヨウから
(いい匂いの花粉出てて
(鼻むずむずするんだもん
(じゃあ
(私は
(植物なの
何時も
こんな風でした
リョウの
少し掠れた
少年の声が
懐かしい
(ヨウ
何時の間にでしょう
子供は
少年になってて
掌
握って
開いたら
私達
高校生になってました
(ミドリとヨウとリョウ
私とミドリ
は、
何時も
せっせと、
水のリボンみたいに
なって
その辺
みーんな
深海に
してました
すると
リョウ
必ず
乱しにきました
(ものすごいスピードで
そして
又
(ものすごいスピードで
ミドリの兄のタカの手元へ
戻るのです
(タカのブーメランて言われてました
タカ
やっぱり
タカだけは
もう大人でした
音曲に
閉じこもり
ホロリと
零してた
涙
忘れる事がで出来ません
タカはもう居ないのです
♪
私は又
異次元に横たわって
いたのですね
もう
青年になってた
その人は
優しく
戸惑い
君と
君にとって
一番大切な人の
これからの事
見せられないけど
教えてあげる
そう言ってくれました
♪
近い未来じゃ想定できるから(一番遠い未来(ね
って、言って、掌
(早送りでもしてるのでしょうか
ひらひら回して
(行動範囲(機能(かなり(失われてる
(もう(瞬きだけ
って、掌
自分の周り270度位に
拡大しました
(ヨウとリョウ
色とりどりの水粒が
瞬きの許容の遥かで
浮いてる
2人が瞬いた
ら薄い引力懸ったみたいに
どんどん大きな水玉になって
アッ
一斉に
尾鰭
付けて
落ちた
と思ったら
大気圏潜って
色とりどりの
鳥になった
漣む沼見つけて
降りた
(虹色
に散らばって
それぞれの速さで
水浴びしてる
2人が瞬いたら
鳥たち
みんな
静かに
溶けて
地下へ
沁みこんで
地
揺らして
根
張った
みるみる
芽吹き
色とりどりの
花
開いた
みんな
みんな
君達が
育ててきた
君達の
世界
でも
萎れるんだね
けれど
萎れたから
歩きだしたんだ
とりどりの人
2人に
駆け寄って
抱いて
泣いて
笑って
みんな
みんな
愛の幻
2人は
手繋ぐみたいに
瞬き繋いで
幻になった世界
邂逅してる
幸せそう
♪
(この未来
(置いてけないけど
(君のその感動
(大事にして
夫のリョウと
ほぼ等しい年齢になってた
その人は
そう言うと
ラビット色の
光になって
拡散とも
集束とも
ちょっと見極めきれない速さで
消えてしまいました
(ありがとうありがとう
って
何時までも言っていたら
(おはよう
って
リョウが
髪の中から
私を
見つけて
キスして
くれました