ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~紫陽花~(成熟した精神たち)

2020-07-14 15:19:56 | ポエム
梅雨晴れの光輪の中の紫陽花の園の真ん中
で、七色の虹を煌めかせた真っ青な無数の瞳達に見詰められた


幸せですか
子供を大切にしてますか
夫を大切にしてますか
お年寄りを大切にしてますか
平凡な多忙を大切にしてますか


訪れる者もいないようなこの地に置かれて
置かれた地に染められて
枯れても散ることのできない数奇な運命を与えられて
それでもこんなにあでやかに咲いている
紫陽花


「いいじゃない」
と、グイッとグラスをあけて微笑みかけてくれた柔く濡れた唇
透けた青い瞳
(見詰められてた)
私をじっと見詰めてた
成熟した
精神
たち


嗚呼
七色の虹が一斉に立ちあがって無数の雫を零した、梅雨晴れの光輪の躍動する青紫の視線達















~希望のメタファー

2020-05-15 16:03:07 | ポエム
黒(くろつち)土
泥(ぬかるみ)濘
枯(かれくさ)草
が、穏やかに息を吐きだした
甘やかな息
口づけのように

吸ってしまう
かそかに蜘蛛の糸が笑う
心地よい薄草色の香り
(萌黄の新芽が地球を取り巻き始めた)
(果てしない宇宙が青く呼応し始めた)
待ち望んでいた時がやってきた
(約束を違わぬ季節達)
それは
(希望のメタファー)




想うのです
この弱き命達に
待ち望んでいた時がやってきたとしたら
約束の無い季節がやってきたとしたら
(地球のあらゆる血流達に宇宙の真っ青な叡智が夢のように発芽するだろう)
って

想うのです
「非ゼロ和ゲーム」の完成
その時
(希望はメタファーを超える)











  

~魂なのだろうか~

2020-04-22 14:01:29 | ポエム
海に墜ちてくる太陽
真っ赤な血を流しながら
金色の涙を零しながら
やがて
自らの血溜りの中
頽(クズオ)れるれるように
(広げられた金襴の花嫁衣装に頽れ息絶えた女のように
息絶えた女のように
消えて
いった
太陽、

煌めく
血溜りから
鳥だ、
垂直に昇ってゆく
真っ黒な羽根を血で染め涙滴らせ
一直線に昇ってゆく
鳥、

(太陽の、
(魂
(なの
(だろうか










~2020年の雪~(雪五)

2020-02-21 02:39:42 | ポエム
雪が落ちてくる
逡巡するようにふわふわと
足掻くようにくるくると
躊躇いながらも
ついには
この
悪意の叫び止まぬ
人間の地に
あたかも
(つらい約束を果たさんとするかのように
墜ちてくる
それはまるで
まっ白な善意の真実で
この地の虚偽の叫びを
消去しようとでもするかのようで
それはあたかも
(在りて在るものと交わした大切な約束を果たさんとするかのようで
~遥かからやってきた貞潔の花嫁達~
つぎつぎに落ち
ふかふかと積もる
~純白のベールの乙女達~
二つとない(彼方から遣わされ(シィーンと愛うたいあってる)無数の結晶達









~フェンテdeアモール~(泉に気づいた日の詩)

2020-01-27 16:45:11 | ポエム
清い水が滾々と湧いてる泉
悲しい命をみると涙となって瞳から溢れだす
優しい魂に気づくと嬉しみの音色を胸いっぱいに響かせる
(トクトクトクトク)(少し苦しい)
雑踏の暗い芯のような場
混沌
振り乱された同じヘヤースタイル
人への非難を思ってしまう
(私の偽善)

枯れんばかりにその思い洗い漱ぎその人への愛しみをおこなわせてくれる君、泉、きっと
こことは違う宇宙からやってきたんだね
親切なET、君、泉
私の中で滾々と湧いてくれてる
たぶん全ての地球人の中で滾々と湧いてる
遥かな宇宙からやってきた
(フェンテdeアモール)







~林ニテ~

2019-11-16 14:22:45 | ポエム
どこまでも澄みきっている
時に悲しいまでに美しい
この時期の空
潜り
遡上する
裸木の梢達の一直線達
(少年達の(まっしぐらな(細い指



友がいた
色も形もみんな違う天空のドラゴンフライの翅の堆積
みたいな落ち葉たち
ハモンドとビオラのデュオみたいに
鳴らした



友と
鳴らした
軋む水晶の音のように
印されてゆく雪の足形
(苦しんでる子供達がいるの
遥へ放たれてゆく一本の光線のような声
だれにも止められない
険しく聳えたってゆく私の憧れ
モスグレーの垂れこめた空が煙く泣いていたかもしれない



いつまでも色あせない友のいた林
君に送ろうexpressで反りかえった落ち葉
澄みきった青空
一直線に遡上してゆく
(まっしぐらな
(細い指の
(梢












~紅葉~

2019-10-26 13:38:59 | ポエム
もしいるとしたら
このようにつくったものが
もしいるとしたら
ありがとうがいいたい
葉の暮をこのように真っ赤に燃えたたせた者がもしいるとしたら
ありがとうがいいたい
秋の空の涙ぐむ青



☆彡これはかみのわざ燃えたつ赤い秋

~青のまんなか~

2019-08-11 14:31:25 | ポエム
指 腕 頭 胸 脚 を一線にして真っ青を(パシャァンと)破り青の世界にはいる
あまりに美しい青のまんなか


青に漏れだす私
放したりしない(と何故か分かってる)優しい水圧
なにか大きなものの抱擁のよう
抱擁されどんどん青に漏れだしてゆく私
なくなってしまうのかしら
あまりに美しい
青の
まんなか







~連想~

2019-07-08 11:31:50 | ポエム
花  君に
   慰められる
   話すことも動くことも出来ない
   君に
   慰められる



水  君は
   清ら
   全ての命の器に優しく満ちて
   命を
   清める



風  広く高く
   吹き渡れる君は
   そよぐとき
   小さく軽いものを連れてゆく
   例えば
   傲慢な人より謙虚な人の心を
   成功者より失敗者の心を
   幸せの彼方まで
   連れてゆく



時  流れる横顔
   見極められない後ろ足
   永遠に向かっているのだろうか
   悲しい人々が
   「明日こそは」
   と
   君に
   希望を託す
























   

    

~出産~

2019-05-12 15:37:52 | ポエム
久しぶりに林へいった
寒々しかった裸木の足元から湯気があがってた
木肌からは産湯をもやつかせたような新芽が割りでてた
木々たちの出産
その出産のエネルギーは地下から湧きあがる(形を失くし地に沁みこんでいった)枯れ葉達のエネルギーだとゆう
そのもの凄いエネルギーが新しい命を出産させたんだとゆう
(有機体って形を失くしてから大きな力を発揮するのかもしれない)
私も?
そう思おぅ
嗚呼
噎せかえるような命の薫の膨大な拡散
の中の林の中の次々の命達の出産の中の私



























~はるはなはる~

2019-04-14 14:38:04 | ポエム
いちめんに花が咲きました
よりどりの色、形
誰が咲かせたのでしょう
渦巻く銀河の変わり玉
季節が咲かせたのでしょう
「美しさ」を希求させよぅと
咲かせたのでしょう
(変わり玉、噛み砕いたりしませんよぅ、カラコロ




はるはなはる




ブーン、フワーン、シュワーン
このシンフォニーは
誰が奏でているのでしょう
花に呼ばれた命たちが
「この星に命みなぎらせよ」と
花に馨られ
奏でているのです
(また妊娠したりしませんよぅ




はるはなはる




シースルーのホワイトピンクのワンピース
春のワルツ
はずむこの脚ときめくこの胸
誰のもの
それはそれはね
愛することの幸せを教えてくれた
あなたのもの
(この季節がずっとずっと続きますよぅ




はるはなはる

























~イエス・キリストの賭~(2018年クリスマス)

2019-01-06 13:25:11 | ポエム
人がつくる黑い流れ
に、殺された人は数知れない
流れに飲まれていってしまった若者達
流れに抗って死んでしまった人達
流れを飲みこんで、殺された人も居る



人がつくった黒い流れに飲まれることも
人がつくった黒い流れと戦うことも
しない、毅然と、しない、けれど、人がつくってしまうどぅしよぅもなくつくってしまう黑い流れを、祈るよぅに飲みこみ、飲みこんで、飲みほして、そして殺されてしまった人も居るのです。
そうゆう人の一人イエス・キリストの今日は誕生日です。



「わが父よ、どうしても飲まずには済まされぬ杯でしたら、どうぞみこころのとおりをなさってください」
「どうぞみこころのとおりをなさってください」(マタイ26ノ39カラ)
父に賭けて、揺るぎ無く父に賭けて、人のつくった黒い流れ(杯)を飲んだ、そして十字架上で殺された。



私は、十字架上のイエスの姿を仰ぎみると、絶望と父に賭けきった人の潔い平安を感じます。
黒い流れを飲み干すとゆうことは
大きな者に賭けきっていなければできない
賭けの結果がどうあろうと揺るぎ無く賭けきっていなければできない
ことなのだと思います。



真っ直ぐに自らの人生を生きてる人の多くはイエスのように自らの人生を何者かに賭けているのではないでしょうか。
そして、その結果がどうあろうと「よし」とするのではないでしょうか。
たとえ十字架上で殺されたとしても「よし」とする。
結果にではなく(自分の利にではなく)そのものに賭けたとゆうことに「よし」とする。



今日は、透徹した父の愛に賭け自らも透徹した愛に生き死んだ、イエス・キリストの誕生日です。











追記
①「わが神わが神どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ27ノ46)イエス・キリストの死の直前の言葉です。
この言葉の意味をあれこれ考えています。これだと決めたくないと思いながら。
②私は、どの宗教集団にも属していません。
③この詩は、去年のクリスマスの為に書いたものです。忙しくて、投稿することができませんでした。専業主婦ですので。























~友よ、新年です。~

2019-01-01 12:57:39 | ポエム
☄先のない美駆けてゆく白い足



     (友よ、また一つ年を取りました。)



☄君といて透けた真理に溺れてた



☄きっと一緒だったネ胸躍る青い刻々



☄雪影に斜に添う濃紺、わかかった



     (友よ、会いたいです。)



     (今年こそ)



☄祈願する、この混沌に一つの奇跡



☄全てわかってるよと銀河鉄道の光



     (希望を仰ぎみたい)