ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~とんぼ~

2014-09-12 15:30:46 | ポエム
食材を詰めたいっぱいの紙袋太腿でがさがさがさがさいわせて
(ゲスト駐車スペース空いてないなんて
(メトロから徒歩五分じゃタクシー絶対嫌な顔する
って
独り思いしながら歩いてました目の前を


スィーー
トンボが垂直に上って洒落たS字で私へとく下ってきました水色の大きな瞳


きみはどこまでゆくの
私はあの高いマンションまでゆくの
肺炎がやっと治って退院してきた友達
に食事を作りにゆくの
その友達はね
世界の難民のために働いてる名もないけれども大きな人の生を一生懸命生きてる人なの私は名もなく小さいいやんなっちゃうくらい小さい人の生をそれでも精一杯生きてると思ってる人なの(笑)


スイッ
トンボ
ブレスッロークで真っ直ぐ天へ突き進んでその軌跡螺旋で私へと戻ってきた
と思ったのに
振りかえったら
一人の青年がにょきって立ってました
精巧なマリン水晶の複眼みたいな瞳して


???
(大きな人の生でも小さな人の生でも本物の行為はあります。とても必要ですから。
???えぇー
彼の独り思いが
聞こえた???の
私の独り思いも
聞かれてる???の
「荷物手伝いましょう」
「ありがとうございます」


見上げたらその青年の瞳は整然と嵌め込まれたビルの窓硝子みたいで、こっそり覗いたらその奥で名もない人々の本物がまるで永遠みたいに行為してました


[秘かなぎせいてき行為
[肺炎で死にそうになるまで働いて車椅子でタラップを降りてくるような行為
(名も知れない人々の本物の行為がこの世界を優しく繋げているのです。
また彼の独り思いが聞こえました

姿は見えません
白昼夢?ですか
辺り見回したらトンボの群れのような半透明の不思議達ちかちかと飛び交ってました。急いで紙袋以外全部捨ててその一つでも捕まえようとしたのですが駄目でした。よくわかんないとゆうタイプの?夢?ですか


「元気そう」
「もう大丈夫「テーブルセッティング終えてるよ」」
「お昼、ローストビーフとスモークサーモンのサンドにしたけど」
「おぉー以心伝心」
???・・・???
「そういえばセバスチャンに会ったでしょう」
「えぇ???」
「紙袋いっぱいぶるさげてふらふら歩いてる人いたから葉さんでしょうと思ったから手伝ってあげましたってメールきてた」
「へぇ~」
??????
「ともかく
食べよう」
(深く考えないで
「食べよぅ」
「夕食、何」
「夕食はね・・・・・」