ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~美かかかり~(かみさまの家族⑤かみさまの長男)

2010-10-06 09:56:02 | ポエム(かみさまの家族)
海のそばのホワイトハウス
ひろい芝生
まあるく はなしこんでるみたいな 白いベンチ
とおくからみると黄緑の海でねむってる白鳥たちみたい
3人の老人 はなしこんでるほどではないのですが 話をしています
友人です


ピンクの蝶が 星 おいかけてます


10本の指を動かし続けてる老人は、肩書きをたくさんもった外科医でした
もうひとりの老人は、そうモルモットの心配をしている老人、彼はあかちゃんの事情で臨床医になってしまった おぼえにくいなまえの研究におぼれていた元研究医でした
そして、2人の間でしきりにうなづいている老人は、詩人でした。慣れ親しんだバーチャルの椅子に夢のように座って かれは今でも詩人です


3人は幼稚園からの親友で さそいあって老人ホームで暮らしています


星は眠りました 蝶たちは~~


 ✓なぜだろう
  ぼく  
  最近
  よく
  ここへ
  きてしまう
かみさまの長男です

 ✓そして
  ある日
  ここを
  もうすこし
  うつくしくしたくなって
  ちかくの
  ホームレスの
  老人の
  散歩道
  かえた


 ✓らね、
  3人は
  4人になって
  時間も
  空間も
  人生の状況も
  無意識に撹拌してしまって
  (アベレージ?
  幼稚園からの
  4人の
  親友に
  じょうずに
  なってしまって
  それは
  かわらない
  きのうとおなじ
  きょうのなか


蝶たちは
水平線から広がりはじめた
ピンクのブランケットに
もぐって
眠ってしまいました
星たちも
いつもの列車で
天へもどってしまいました
すると
3人の老人
夕食をはじめました
アイボリーハウスへかえっていった
もう1人の老人も
ペットの猫と
夕食をしています


海のそばのホワイトハウス
ひろい芝生
まあるく はなしこんでるみたいな 白いベンチ
とおくからみると黄緑の海でねむってる白鳥みたい
はなしこんでるほどじゃなくて それぞれすきな話をしている 4人の老人



















~一筋縄でいくのといかないの~(かみさまの家族④末っ子マグレー)

2010-01-29 14:12:21 | ポエム(かみさまの家族)
   〇



かみさまが創られた存在だったなんて
創ったのはほんとうの神様なんだなんて
そもそもかみさまのうえに神様がいるなんて

しりたくなかったことがたくさんあります

そのうえ
かみさまなのに
その神様のこと
あんましよく知らないなんて

こともしりたくなかった

それに
三才までしか神様とつきあえないなんて
? 神様ってろりこん ?

だったとしてもしりたくなかった

ぼくはもうすぐ十才
マグレーはきりきり三才
一筋縄ではいかないかみさまの末っ子
ぼくは一筋縄のかみさまのサンチョ



 〇



神様のことおしえて
って
マグレーに
おねがいしたのですが
マグレー
やっぱし
返事しません
ちぇ
けど
やっぱし
なにか
かきだしました
たぶん
わけわかんないこと



 〇



きょうね
みてたよ
庭の
キャッツウィスカーの
一番長い髭のあいだから
ぼくを
みてた
時間も空間もパスしてずーーっと
たぶん
ぼく
さびしかったから



キャッツウィスカーの
一番長い髭のあいだから
さびしいぼくの顔と同じ顔で
神様じーっとみてた



きのうも
ぼくたちといっしょだった
入道雲のフレンチボード
いっしょにしたよ
けっこう高い
オーリーしてたよ
拍手おくったら
永遠ちょんぎって
嬉しそうに笑ったよ



チェチリーノの笑顔



ぼくの好きなおんなのこ
いつもただみてるだけ
なのに
なぜか
溶けはじめるの
このあたり
そして
発熱するの
このあたり
みるまに鳥類の速さで胸の太鼓鳴って
ぼく
わぁあああって
追っかけちゃうの
チェチリーノのかおり
それだけ
なのに



チェリーノの素振り



に、ぼくは傷つく



ぼくもリーノを傷つけてるのかしら
 


わからない
わからないんだ
って
くりかえしおもってたら
神様
神様の論理
しゃべりだした
けどね
ぼく
よくわからないの
でもね
神様のやさしさ
わかってるから
ありがとうのキス
するんだ
いつも



  〇



キスはしないけどぼくは神様よりかみさまがすき
ぼくはかみさまのサンチョなんだから













( キャッツウィスカーは、{ 季節の花 300 }から、写させていただきました。ブログなどの場合、明記すればいいと書いてありましたので。でも、ぜんぜん違う写真になってしまいましたので、けんさくして、ほんものを、すてきですから、みてください(汗)猫ちゃんの写真、猫のご主人に無断で出しては、いけないので、残念ですが、さくじょしました。)泣)

~ラマンチャのかみさまとサンチョ~(かみさまの家族③かみさま)

2010-01-25 12:49:11 | ポエム(かみさまの家族)

マナーモードにしてくれ~~~

えぇ???
地球に
マナーモードって
あるんすか

ともかく
あの国でも
あの家庭でも
あの会社でも
あらそい音
ばかりで
うるさい

えぇ???
そもそも
地球に
マナーモード
つけたんすか

うぅぅぅぅん

つけ忘れた????
んすか

ちがう
ちがう
つけ忘れたの
俺じゃないんだよ

詳しいことは
いずれはなすけど



アー
また
かみさまかみさま
って
あのおばあさん
呼んでますよ



 *



(かみさま
(わたしの
(あいする
(カピーが
(死んでしまいました

(わたしは
(これで
(正真正銘の
(一人ぼっち

(わたしには
(友達も
(いない

(さびしくて

(かみさま

(わたし
(さびしんです



うんうん、あの犬死んじゃったのか
そりゃーさびしいわ



 *



/地球型に
/芝生が
/はえそろった
/去年の
/五月
/の
/公園


/カピーを連れた
/おばあさんが
/ぼーっと
/ながめていた
/二人の
/老婦人


/芝生広場を
/ぐるっと縁どる遊歩道
/を
/ときどき
/笑いながら
/ゆく
/しゃれた
/ふたつの
/帽子


ぼーっとながめながら
(わたしもお友達がほしい
って呟いてたね



 *



/おばあさんが
/カピーの小屋の屋根に
/赤いペンキを
/塗っています
/大切にしたいのでしょう
/カピーのおもいで


/かみさまは
/早く乾くようにと
/そのうえで
/乾気を
/ランニング
/させてます


/そして
/おばあさんに
/すこし
/いたずらして
/赤いペンキを
/はげてしまった
/ポストにも
/塗らせてしまいました


/カピーの小屋と
/ポストが
/輪郭を
/薄く
/残して
/夕焼け空に
/溶けています



 *



/実は
/散歩をしていた
/婦人の
/一人の
/孫の
/嫁が
/ぼーっとちょこちょいで


/友達が
/いっぱいの
/婦人は
/ほぼ
/毎日のように
/手紙を書いて


/ぼーっとちょこちょいの
/嫁に
/投函を
/おねがいするのですが


/なにしろ
/嫁は
/ぼーっとちょこちょいですから
/赤いポストを
/みれば
/いれてしまいますから


ほおーら
入れた
想定どおり



 *



/夕立を
/明日に繰り上げた
/夏の
/笑い雲
/の
/した
/おばあさんが


(どうしてでしょう
(赤く塗ってしまったから
(わたしのポストに
(このお手紙が


/と


おばあさん
届けてあげたんすねぇ


(まぁーーー
(ご親切に


/そして
/ありがとうを
/つぎからつぎに
/まいあげて
/空がめまいをおこして
/その泣き笑い雲の下
/楽しそうに
/ローズ風味の
/カスタードクリーム
/たっぷりの
/シュークリーム
/たべてます


まるで
古くからの
親友みたい
すね



 *



そうだね、まのあたりにしたね、人と人が繋がるキメラの結合
このエメラルドグリーンに似たボーっとした発光体、人間がつくることのできる唯一の神秘、だとぼくはおもうんだよ

サンチョ、地球のあかり消してごらん

ほら、
たくさんのあらそいの
ちいさな隙間に
キメラが現象してる

地球のあかり、もっと消してごらん

エメラルドグリーンに繋がれて人間たちは、一人の人間を形成してる
いびつだけど、なんとか一体になってる

    右足と左足は
    たしかにけんかしてる
    左耳、右耳へでしゃばってる

けど、キメラをつたわって、いのちはなんとかめぐってる



 *



地球の電気をぜーんぶ消してごらん
かわいそうなほどあやういエメラルド、
のなかに
ほら
チカッとちいさな新しい光

うつくしいすね

ながめながら さぁ サンチョ
カスタードたっぷりのシュークリーム食べよう

えぇっ、マナーモードつけ忘れた話っ、

いずれするから
さー、ともかく、濃いめのローズティー、いれてよ










~死体の理由~(かみさまの家族②ひとり娘)

2009-12-01 13:27:53 | ポエム(かみさまの家族)

買い物の後のコーヒー

買い忘れはないかしらとゆう作業、微睡むように

硝子の向こうの車と人の動く風景
にウェイターの君が滲み映ってオーダーを訊く、まだ少年のような君

私はこの時がとても好きで
それで充分
だった
のに、
君は
あまりに小躍りして
あまりに恥ずかしそうに
私に花を贈った

私は
・・・・・
だって
私は
8日間の休暇で
ここに居るだけの
かみさまの娘なのだから
もしも君と愛で触れ合ってしまったら
多分、あまりに苦しい人生としん生

貴方の老化速度はとても速くて私の100倍
私の時はとてもゆっくりと進むの
私の8日は貴方の800日
私は今2300才なのよ
貴方は私を23才と思ってる

もしも貴方と愛で触れ合ったら私は永遠程の時をこの人間世界で過ごさなくてはならなくなる
その先どうなるのでしょう
分りません
だから

帰ります
予定早めて
帰ります

降り始めた雨はもう直ぐ引き上げてゆくでしょう
空をまあるく映してる君の瞳のような水溜り残して

その水溜りで
死にます
人の姿の私
死にます
もうお店へはゆけないけど
傷つかないでね
って
伝えるため

死にます











~生中継~(かみさまの家族①次男坊)

2009-11-02 14:00:48 | ポエム(かみさまの家族)
川べりでおじさんが歌を歌ってます。
雲の定位置で寝そべってたかみさまの次男坊がその歌声に気づいて待ってましたとでもゆうように身を乗りだしました。



「何みてるの」
雷っこです
「あのおじさん君のペット?」
「ぅ・・・・・ん」
「早く雷落してこいよ」



❢人間てのはそう簡単に手におえるもんじゃないんだ、
例えば僕のオヤジでも、かみさまなんだけど、だから
人間をペットにはできないの。あいつはそれをまだ知らない。



川風が、おじさんの歌声をつぎつぎ音符にして散らしてます



「歌が好きなんですね」
リポーター
TVカメラがおじさんをアップ、皺皺の中の目が可愛い
「猫何匹飼ってるんですか」
「飼ってないよ唯一緒に暮してるだけ、何匹かね?」
「餌大変でしょ」
「一緒に食べてるだけ」
「歌好きですね」
「・・・・・・」
河川敷でダンボールの家つくって猫と暮らしてる〇〇さんです



「ねぇ、お母さん」
「どうしてあんなふうに暮らしてるの」
「人間関係が煩わしいんじゃないの」
「それともただの・・・・・・・」
「そんなことより、塾でしょ」
「テレビ消しなさい」



❢そうなんだ
人間関係煩わしんだ
傷つくの嫌なんだ
傷つけるのもたぶん嫌なんだ
自分も含めて人の心傷つけるくらいなら
河川敷で
ダンボールの家たてて
猫と暮らそーって決めたのかなーあのおじさん
なんか
わかる気
する



ストレートロング
十本の指櫛で
バックへ
(まさかおじさんの真似???)
「よしっ!!!」
って、変に満足して、リュック右肩へ引っかけて
鼻歌
(まさかおじさんが歌ってた歌???)
状態で
少女は出かけました。




「ほれるな」
「あれっ! もう雷落したの?」 
「めんどっちいからまとめた」 ゛
「まとめるな!」
「かわいいなー」 ゛
「おまえこそほれるな」 ゛



川風たち、タクトを振り始めました。(珍しい事です)
おじさんと少女の歌声がハモって川を下ってゆきます。
海の向こうまでゆくのでしょうか?
おやっ!微妙に外れてる歌声が混ざってます。もしや
次男坊と雷っこの声??ですか???ですね^^



あぁ!!!気持ちのいいスカッ晴(パレ)です。スカッ晴の音楽堂です。